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片言隻句 07 ~素直に内観~

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二日酔いだけど何とか起きれた、今日も片言隻句。壁にはいつの日か掲げた
「魂力」という文字。何だかわからないけどこの言葉にはエネルギーがあるんですよね~。なんでnote書いてるのと言われたら、”魂力”と言おう。さぁ一日の始まりだ、今日もつらつらと書いていこう。
今日の隻句はこちら

「子の曰わく、巧言令色、鮮(すく)なし仁」
→現代語訳
先生がいわれた、
「ことば上手の顔よしでは、ほとんど無いものだよ、仁の徳は。」

巧言令色な彼はカメレオン的人間だ。

言わずと知れた論語の代表的な言葉である。巧言令色とは。
少し砕くと”巧みな言葉を用い、表情をとりつくろって、人に気に入られようとすること"だそうです。この言葉は確かに私たちの経験的事実として間違えないといえるものだろうと思えます。例えば。会社のお偉いさんに対して、言葉を巧みに用い、何を言われたとしてもへらへらしている人に仁の徳ある立派な人だとは微塵とも思わないでしょう。

それだと、自分の表情が他人に合わせて変化する、カメレオン的人間だ。そういう人は、私はこう思うだの、私はこうするんだ、という判断をなすための自分の軸というものがない。だからこそ、相手に無思考で、へつらう形になってしまうのです。しかし、今の社会ではこの人種がとても多いように感じます。なぜでしょう。

企業の組織拡大のためには従順なカメレオンを育てなければならない

企業の組織拡大。自社資本を拡大していくためには、自分の所有する領域の外へ外へ、資本獲得のために動いていかなければなりません。ざっくりいうと、自社の資本(商品)をその価値より高い資本(金銭)で交換する仕組みです。つまり、誰かが所有していた多い資本を、自分が労働して取得した、少ない資本と交換をして利益を獲得していく行動です。当然、自社で働く人多ければ多いほど利益は出るし、より多くの商品を世の中に出すことができ需要と供給を生み出し、安定した拡大ができるようになるのです。その道程の中で必要な作業は、偉い方が作った、利益拡大のマニュアル通りに動く人材なのです。そして、そのときに最も大切なことが、言い方が悪いですが、彼らが不満を溜めないように、金銭という餌を与えてより、安心させ、現状に疑問を持たせない、思考を放棄した従順な人材に変えていくのです。このように企業の組織拡大のためには従順なカメレオンを育てなければならないのです。もちろんこれは巧言令色な人間の発生場所を示しただけで、必ずしも組織拡大にこのような仕組みが必要というわけではありません。

ここで今一度、論語で最も大切といわれている””について改めて考えたいと思います。
以下、リンクより、引用

仁とは
 対人関係において博愛と福利の理想を達成することであり、義を仁と同等視して[仁義の道]を説くこともあり、社会性を重視するものともいえる。
日本においては、清和天皇以降の歴代天皇が、お名前にこの[仁]を多く用い、天皇家の重要な徳目の一つとみなされてきた。
最高の徳目「仁」の内容について
* 愛、寛容、同情、憐憫を含む人の心で古来最高の徳目である。
* 統治者の最高の必要条件であり、愛が必須。
* 東洋では親子兄弟の親愛感に発す。
* 相手を哀れみ、いたわりあう愛である。
* 真の愛は自己犠牲により達成される。
* 真の「リーダーシップ」のあるべき姿。
* 惻隠の情=世界最高に深遠な人間精神を反映
仁が思いやりを生み「しかして他人の感情を尊敬することから生ずる謙譲・慇懃(親切)の心は礼の根本をなす」ことになり、「仁」の裏打ちには必ず「礼」があるということになる。

上記からもわかるように、真のリーダーには必須の徳目ということです。
だとするならば、組織拡大のために、カメレオン的人間の育成をしていては
結果的に真のリーダーが生まれず、やがて企業は倒産してしまうという本末転倒な事態になってしまうでしょう。
「上仁を好みて、下義を好まざるは未だ有らざるなり」
ではだめなのです。


#論語 #孔子 #仁 #義 #リーダー #巧言令色 #カメレオン #儒学

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