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#14_久々に書いたの載せるっす

メールでのやり取りで返信書いてたらめっちゃ長文になった。
お?これそこそこ自分の考え書けてるじゃん。って思ったので、ノートにも転記しておく。

お取引のお問い合わせをいただき、大変嬉しいのです!

けど、自分はナチュラルワインの造り手だ!って思っていないので、念のため、自分の考えを返信しています。

なんか、メール文が圧!強火の焦がしめになってるので、メール原文載せちゃいます。

メールの返信なので、短いですが(いや十分に嫌になるくらい長いって!)、直接会ってお話しした場合、このイデオロギーの考えのところで、紀元前からの宗教の考えを絡めていくので、たぶん徹夜になりますw 聞く?ww 飲みながらw

下記 メール文

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さて、ワインについてですが。

すみません。最初にお伝えしておきたいことでして。

弊社は自分たちの造るワインがナチュラルワインだと思って造ってはいません💦

 すみません💦

ナチュラルワインの定義が曖昧なので、難しいのですが。。。

個人的な見解と現状をお伝えします。

現状、世界的な厳密なナチュラルワインの定義(←有力説)からは、弊社は外れるかなと思います。

そして、個人的にはナチュラルワインとはイデオロギー的なベクトルかととらえています。

そうですね。あくまでベクトルってイメージです。

なので、自分としては「おれはナチュラルワインの造り手だ!」っていうイデオロギー的なものがないので、ナチュラルワインではないのかな??って思っています。

ただ、自分がもともと地球環境科学の学者出身で微生物学を専門にしていたので、結果的に自分の畑は無農薬(殺虫は年に1~2回することはあります)、無化学肥料、不耕起など、ナチュラルとゆわれる側に寄っています。

自分は日本の農家さんともっともっとやっていきたいので、基本的にはぶどうは農家さんから買うようにしています。

そうしないと、農家も継がれなくなって、ひたすら耕作放棄地が増え、すたれていきます。全力で楽しいワインを造り、できるだけちゃんとした価格で農家さんから葡萄を買う。農家さんに経済的に潤ってもらいたい。そうしないと農家になりたい若者がでてこない。

そんな思いでやっています。

なので、農家さんの葡萄は決して、いわゆるナチュラル系ではないです。質はいいですよw

それでも、距離の近い農家さんとはいろいろお話していて、「この地にこの品種なら無農薬いけない?」や「このレベルの酸の段階で収穫してもらっていいので、農薬もっと減らせるよね?」など、より地球にも人にもコストのかからない、本来あるべき農業の姿になれるようなムーブはしています。みんな楽しく、全方位ローコストでいいものができるといいですよね。

醸造は基本的には確かにいわゆるナチュラル系寄りです。

基本、自分用語ですが「腐らせ系」で醸造しています。

(発酵と腐敗は違う!へのただのアンチテーゼですw)

放置というわけではなく、見守るですね。ピタゴラスイッチ的にちゃんとイメージして組んで、あとは球を転がす。って感じです。

野生酵母、亜硫酸不使用、無清澄無濾過で醸造しています。乾燥酵母を使う場面もあります。

それは、発酵のフェーズを見ながら野生酵母の手助けやメインプレーヤの交代等を狙ってやったりします。

世の中で目にするいわゆるナチュラルワインとはこれだ!という有力説(定義)からすると自分は外れるし、イデオロギー的にも自分ではうたっていないので、これがナチュラルワインです!どん!とお出しされると、ちょっと焦りますw

こんなワイナリーですが、もしよろしければぜひぜひ。

何卒宜しくお願い致しますm(__)m

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って感じですね。
何もえらそうに言えない身分ですが、こんな感じで楽しくやっております。
2024年も頑張るぜ。

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