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【7 book cover challenges 】Day4 ファイナンシャルマネジメント

せっかくの機会なので自分の本棚整理しながら思考を整理してみることにしました。今回のチャレンジを通じて、名著+入門書のセット紹介をしてみたいと思います。

今回は、考える技術・書く技術。如何にロジカルに伝えるか??対比するのは以下の2冊。
ファイナンシャルマネジメント
人事やが書いた経理の本

なんでこの本を選んだの?

ファイナンスというのは企業の状況を診断するツールだと思います。つまり指標を設定しそれをどう解釈するか?これらの本が秀逸なのは、その解釈を本質を捉え、非常にわかりやすく解説している点です。例えばROEって何?と聞かれた時にどう答えますか?

ROE= (1) NI/Sales(ROS) x (2) Sales/Asset(SOA) x (3) Asset/Equity(Leverage)と分解できますが、(1)は、売上に対する利益なので利益率やPL(損益計算書)を見ています。(2)は資産を使ってどう売上を作っているかなので、PLとの関係を横目に、貸借対照表(BS)の左側を見ています。(3)はどのように資金調達をしているか?というBSの 右側を見ています。つまり、ROEとは、どうやってお金を集めて、それをどんな資産に投資して、どうやって稼いでいるのか?という3つの要素を見ているという解釈ができます

ファイナンスはつまらないけど役に立つ

ファイナンスは、営業や技術部門と違って何も価値を産まない割にえらそうなので嫌われます。しかし、物事を判断するためには、見える化が必須で、その見える化のためには結構地味な作業が必要なのと、意外と専門性が高い分野です。なので、会社によらず潰しの効く分野でもあります。(1つの特定の会社に縛られにくい)

良い本って?

人事やが書いた経理の本をアマゾンなどで見ていただくと、初版がいつか?わかります。私は本を買う時に、この初版がいつか?を特に英語の教材などの時はよく見ます。この本も初版は昭和なわけですが、それだけ長く生き残る本には当然ですが理由があります。というか、ファイナンシャルマネジメントでまじめに解説されているファイナンスの理論、例えばROEを昭和の時代にこれだけわかりやすく解説している本があったことは驚きです。本を選ぶ参考にしていただけると幸いです


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