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倉庫作業者は勝手に成長しない アキラコーチにインタビュー


アキラコーチにインタビューを実施致しました。

キャリアコーチと出会えるスキルシェアサービス『coachee』
ひでちかです。

coacheeに関しては、下記note記事を御覧ください。

コロナ禍により、自宅にいることが多くなり、ネットで購入したものを家に届けてもらうというのが、今や当たり前になった時代。物流に求められることが増々多くなってきています。一方で、現場、現場で働く方の「働き方」の課題は当然、多くなってきています。

最近では、物流業界で働く方々のの転職支援が増えてきているように思います。ただ、実際に経験している方でないとわからないことは多いです。

今回は物流業界で20年以上のキャリアをもち、現在は倉庫業務改善コンサルティングのアキラコーチに、物流業界におけるキャリアの課題について、また、coacheeで提供するキャリア相談サービスにいについて伺いました。

コーチのプロフィール詳細画面はコチラ↓

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自己紹介をお願い致します。

アキラコーチ:個人事業主として2020年3月に開業しております。物流関係のコンサルタントの方々といろんなことを学びながらコーチングのコーチとしていろんなことをやっていこうかなという段階です。

どのような方を対象に事業を行っておりますか?

アキラコーチ:倉庫作業者責任者・リーダーを対象としております。
ただ、これがなかなか難しく、倉庫現場の作業者の方々に対して、人材育成を行っていないケースが多く、どうアプローチすれば良いのかという課題はございます。coacheeサイトもその中で知り、登録いたしました。

アキラコーチの経歴を教えていただけますでしょうか?

アキラコーチ:物流現場、フォークリフトに乗っていろんな作業を行ってきて、25年位行ってきて、現場作業は一通りやってきました。
また、いろんな現場、LIXIL、ファイザー製薬、トヨタ関連会社などの大手企業を含めて7~8社程にて経験し、様々な会社でのやり方などを学んできているので、そういったことも活かして現場作業者のコーチングに活かしていきたいなと思います。

現場によって違いはありますか?

アキラコーチ:扱う荷物が変われば、倉庫内のレイアウトや扱い方も変わります。特に変わったことで言いますと、航空貨物でいえば規制が厳しいです。例えば書類のチェックが厳しく、ちょっとでも間違えていれば返されることや、薬品関連では、少しでも凹みなどがあれば、一度工場内に戻して、それから検品して、また、再度行うなどを見てきています。

『倉庫作業は勝手に成長しない。』とは、どういうことでしょうか?

アキラコーチ:倉庫作業は単純作業なので、経験や実績を長年積んでいけば、自然とうまくなったり効率よく作業が出来るだろうという思い込みが会社の上の人達はあるような印象なので、思い込みが人材育成を現場の人達にやっていないと考えています。
ただ、現場は単純作業なので、何も考えずに繰り返してやっていることで、考えること自体がない。こうした方が良いなどの改善を考えていないので、結果的には、勝手に成長はしない。毎日同じ繰り返し。成長せずにずーっと同じ状態。倉庫作業者は勝手に成功しないと考えています。

一方で、2024年からトラックドライバーの残業時間も厳しくなってくるのですが、現場として、それを実際にどうやったら残業時間を減らせるか、根本的な解決策をあまり見いだせていない状態で、放置している状態です。自分としてはそれを放置するのではなく、それをどうすればいいかというのを現状を把握し、考えてもらう。コーチングを活かせればと思います。現場を改善する事によって、作業者にとっては、やりがいを見つけられると思うのですが、将来どうしたいかも見つけてもらえればと思います。

現場作業者のキャリアップはどのようなものがありますか?

アキラコーチ:実は殆どの現場作業者は、上にあがるということはなく、現場止まりとなってしまっています。今まで見てきたケースでは、役職が上がっていくのは総合職の方々です。
ただ、現場は現場でいろんなことを学べるので、そういうのも活かして本来なら上がっていくべきなんですけれども、なかなか会社の人たちが、管理職は管理職、現場は現場と分けてしまっている。本当であれば、そういう垣根をとって、現場から上に上がって行くと現場をわかった人が上に上がるので、改善とかも進んでいくというのはわかっているのですが、そういうところも改善していきたいなと考えて、色んな所で訴えたいなと考えています。

現場での課題を教えて下さい。

アキラコーチ:例えば出荷数が当日にならないとわからないことから発生する課題があります。その場合、「段取りや時間管理、計画を立てましょう」と言った会社の方針はあるものの、実際の現場はできず、臨機応変に対応していくことが多くなります。今後増々、残業時間の規制が求められるようになるが、現場の作業者としては、時間管理や優先事項をどうしようとか、タスクマネジメントをどうしようとか、教育を全くされていません。本来であれば教育をしたほうが良いが、会社は、現場には教えない・関心がないケースが多いのです。単純作業という風に思われ、一般的なスキルの教育がされていない事が多いです。

具体的にはどういったケースがありますか?

アキラコーチ:自分が、今まで経験したことでいうと、『貸し切りトラックを18時出発厳守というケースで、それまでに、どういう風に段取りをして、積み込むかというのを、当日になって荷物を見てから出ないとわからないというのがあって、そうするといろんな知識や経験がないとなかなか難しい状態です。その場合、コミュニケーションスキル、例えば、ドライバーさんとのコミュニケーションをとって、積み方を考えたりする必要があり、現場研修や教育が求められます。

何故コーチングに挑戦しようと考えたのですか?

アキラコーチ:20年程前に、倉庫作業をやっていた中で、このままで良いのかなと感じていました。
そんな中で、ケイコとマナブという雑誌に『自分の人生の主人公になりましょう』というキャッチコピーがあり、それに惹かれて以来、コーチングを学んだという形です。
自己啓発の勉強をしたり、その流れで、リッツ・カールトンホテル元日本支社長高野登さんのセミナーに参加し、その中で出会った人たちは自分のためではなく、自分と一緒に働く人達のためというのがあって、自分も、周りの人たちが働きやすい環境を作っていきたいなというのもあって、コーチングも役立ってきました。

現場の方々は、どういったことをモチベーションで働かれていますか?

アキラコーチ:現場の方々は、倉庫作業はルーティンワーク・単純作業なので、いつもどおり流れでやればいいやという気持ちなので、モチベーションというよりも、日々の生活、給料をもらう形で、モチベーションを持っていないというよりも気にしていないというのが正しいかもしれません。
毎日の仕事をしっかり行えればよいという物流の現場は一日一日で仕事が完結してしまうので、一日一日で終わって、その日の仕事が終わればいいやというのはあります。

物流業界に来られる方はどんな方でしょうか?

アキラコーチ:営業ノルマがないので、他の業界で営業・数値目標が嫌になって来る方はいらっしゃるイメージです。
基本的に倉庫作業は毎日同じ人と同じ仕事がやれるというので、あまり考えなくても良いので、気楽な作業といえばそのとおりです。

コーチングによって相談依頼者はどうなってほしいでしょうか?

アキラコーチ:コーチングによって、その人が自分らしい人生が何か、そのためにどうすればいいか、目的・目標・方法をを明確にしてもらうことや、倉庫業で培ったスキルがどういう風に活かせるかをわかってもらえればと思います。

相談依頼者へのメッセージをお願い致します。

アキラコーチ:私は倉庫作業とはいえ単純作業ではないと考えています。倉庫作業を行ううえで、学べることや身につけることもたくさんあるので、それを活かして、自分らしい人生や、スキルアップも出来る。というのを一人ではなかなか気づけなかったりするので、サポートしていきたいと思います。

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改めて、業界に関するキャリア相談は、経験者でしかわからない事が多いです。倉庫現場・物流関連で働く方が、今後のキャリアに悩んだ時、また、そのような業界に興味がある場合は、是非長年の経験をもつアキラコーチに相談をしてみて下さい。

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