Fill Entertainmentのオーディション合格後に費用がかかる事について
私が代表を務めている株式会社ブラッシュボイスの音楽事務所、Fill Entertainmentではオーディションを日々行っており、制作諸々やアーティストのマネジメントなどを行っています。
そんなFill Entertainmentでのオーディションでは、合格後は合格者の方に費用をご負担頂く形を取らせて頂いています。
費用をご負担頂く形ですので、合格された方によっては「費用がかかるのであれば辞退させて頂きます」という方もいらっしゃいます。
もちろん一方的かつ無理に進めるものではありません。
ちなみに費用については半年間の契約期間でご契約時に398,000円(税込み)を頂いております。
費用についてオーディションを受けられる方からご質問を頂く機会も少なく有りませんので、今回は私、代表の青木から代表回答(?)をしたいと思いこれを書いています。
費用について、それからFill Entertainmentのオーディションについて、長々と語らせて頂きましたので、お時間ございましたらFill Entertainmentのオーディションを受けられる皆様、是非ご一読頂けると嬉しいです。
そもそもFill Entertainmentはなんでオーディションやっているのか?
Fill Entertainmentがオーディションをやっている理由は下記です。
新人アーティストの発掘
音楽未経験の人でも全力で音楽ができる環境を用意したい
主にこの2つです。
ですので、オーディションの間口はかなり広くしています。
お陰様で毎月コンスタントに非常にたくさんのご応募を頂いております。
音楽はとても身近なコンテンツですし、であればそれを発信できる人が増えれば素敵だなと個人的に思っています。
今はYouTubeや各種SNSなど、個人でも発信できる世の中ですので、当社のオーディションをきっかけに一人でも音楽を発信していける人が増えたら嬉しいなと思っています。
どうして費用がかかるのか?
費用がかかる理由、それは「会社としてアーティストへの先行投資が難しいから」です。
その理由としてはケチな事を言いたいわけではなく、昨今の音楽業界は数十年前よりも「誰が売れるか不透明」な時代だからです。
しかし新人アーティストを発掘していきたいし、オーディションをきっかけに大きく羽ばたいていく人もいるかもしれない。
でも全員に会社として予算を組んでいく事は現実的に難しい為、費用をご負担頂く形を取らせて頂いております。
世の中にはオーディション合格後に費用がかからないものもありますが、いかんせん競争率がとても高く合格できる方はほんの一握りと言えます。
それだと結局、本来良いアーティストになる人もこぼれ落ちてしまう可能性もとても高いわけです。
そういった合格後に費用がかからないオーディションにてギリギリで不合格となった「惜しかった人」全員に予算をかけるわけにはいかないので不合格とする、もしくは「自費になるが、当社の養成所に通わないか」という展開の話になる事もしばしばです。
※費用がかからないものでも、全部ではありませんが結果的に自費で養成所に通わないか、というお誘いのお話はあるあるです。
費用がかかるオーディションは怪しいと言われるお話
先日、当社のオーディションにご応募を頂いた方から「お金かかるのは怪しいので辞退します」と言われてしまいました。
当社も誰しもご存知の会社、というわけではありませんので、費用がかかる事でこのように言われるのはシンプルに当社の努力不足かなと痛感しました。
とは言え「怪しい」と言われますと悲しい気持ちになりますが、前述のように当社の努力不足です、そのように思われないよう、ご意見を頂かないよう努めさせて頂きます。
そもそもですが、一昔前は芸能のオーディションやスカウトなどで怪しい事案が多かったのも事実です。
音楽、芸能の業界において良いイメージもあれば悪いイメージもあるのは事実ですから、そう思われる方がいても致し方ないと思う事もあります。
当社は他社さんと比較すると安価である
先程費用が398,000円(税込み)と書きましたが、これは他社さんと比較すると安価な設定をしています。
どこの会社さんかは伏せますが、他社さんですと70万、80万、100万など会社さんによって異なりますが、これくらいの費用がかかるところも珍しくありません。
他社さんの場合ですと、広告宣伝費をたくさんかけていたり、著名人の方がプロデューサーをされているようですので、おそらくそういった面でもコストが多くかかっている可能性がございますので、必然的に高くせざるを得ないのかなと思います
当社は宣伝費用をあまりかけていませんが、プロデューサーの方も一流の方達とご一緒させて頂いています。
しかし他社さんと比較しても内容的には同じ、もしくはそれ以上の価値をしっかり提供できていると確信しており、日々「どうしたらより良い作品を作れるか」「どうしたら良いアーティストを育てて輩出していけるか」を試行錯誤しながら業務に取り組んでいます。
安い、高いというのは人それぞれの価値基準があるので一概には言えませんが、業界的に見れば最安値なのは事実です。
他社さんが当社と同じ費用感で同等の事をやられるのは不可能だと思います。
Fill Entertainmentだからこその品質と最安というのは自信がございます。
音楽未経験の人でも全力で音楽ができる環境を用意したい理由について
先に書きましたが、「音楽未経験の人でも全力で音楽ができる環境を用意したい」について、『なんで音楽発信する人を増やしたいのか?』という事を深掘りしてお話をしたいと思います。
『なんで音楽発信する人を増やしたいのか?』
音楽発信する人を増やす事に意味はあるのかという側面からも考えてみたいのですが、私個人としては大いにあると思っています。
今まで音楽をやられた事が無い人、音楽を発信した事がない方がオリジナル曲を制作し、発信されても「でも、素人に近い方じゃないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
経験値的に言えば素人と言えるのかもしれませんが、それで良いのです。
そう思いますにも、もちろん理由があります。
音楽を発信して、そこから誰しもが人気のある歌手やアーティストにはなれないかもしれません。
むしろ確率論で言えば、売れる人の方が少ないと言えます。
しかし、音楽で助けられた人、救われた人、境遇や感じた事は人それぞれですが、そういった方たちはたくさんいるわけです。
売れる売れないに関係なく、その人にしか歌えない歌があり、その人が歌うからこそその人の『力』が加わった歌になるわけです。
その人が歌うからこそ、その人の身近にいる友人や親戚の方などは、その歌で助けられたり救われたりする事があるかもしれません。
自分自身が音楽を通して経験した事を、今度は自分が音楽というフィルターを通してアウトプットしていく事にとても価値があると思うのです。
まさに、私も高校時代からバンドをやり音楽をやってきた一人の人として今の仕事をさせて頂いています。
私のエゴかもしれませんが、音楽にはそういう力があるのは間違いないと確信しているからこそ、発信する人が増えたらば本当に素敵だなと思う次第です。
大勢の人に影響を及ぼす歌はハードルが高いかもしれませんが、身近な人だったりに影響を与えられるアーティストになれるのです。
発信したい人を増やしたいならオーディションではなく皆を受け入れればいいのでは?
可能であればそうした方が確かに発信できる人も増えるかもしれません。
それはそれで素晴らしいかもしれませんが、合格されたあとはオリジナル曲の制作などを行っていきます。
希望される方全員を受け入れてしまいますと、弊社におけるスタッフの数やできる事も限られますので、オーディションという形式にて、僭越ながら面談や歌唱審査を通じ、合格者を決めさせて頂いています。
なぜ新人アーティストの発掘をしているのか?
一つ前のトピックで書いた事と重複する内容は省きますが、会社としても収益化が見込めるアーティストについては会社としてお金をかけてマネジメントしています。
契約後に費用を頂いている、という形を最初は取らせて頂いておりますが、その後にいわゆる事務所所属に切り替えの上で継続的にマネジメントをさせて頂くケースがあります。
これを優秀者特典と呼んだりしています。
会社である以上、音楽産業の発展のためにも新人のアーティストを発掘の上で育てていく、という事を考えてやっています。
どのような方が当社のオーディションに向いているのか?
当社のオーディションには下記のような方々が向いているかもしれません。
音楽活動をこれからスタートさせる
費用は極力あまりかけたくないが、内容を削ぎ落としたくない
働きながらでも音楽活動をしてみたい
まとめ
オーディションを受けられる方には色々な方いらっしゃいます。
様々なバックグラウンドがあり、様々な価値観、生き方、本当に様々で、最近は私が直接オーディションの面談をさせて頂く機会が多いのですが、毎日たくさんの方とお話ができるのでとても刺激になります。
オーディションを通じて夢を形にしたり、音楽で人に影響を与える人になって頂いたり、なりたい自分になれる一歩の後押しができればと思っています。
長くなってしまいましたが、良く頂く質問やご質問に代表である自分自身から発信すべきだと思い書かせて頂きました。
オーディションを受けられる皆様には面談などでお話をさせて頂くのを楽しみにしています!
補足
お金がないから音楽ができない、発信できないというわけではありません。
このブログをお読み頂き、そのように思わせてしまったら申し訳ないです。
音楽はお金がなくてもできますし、楽しめます。
これは私の経験則から言える事です。
しかし発信する上で壁にぶつかりやすいのも事実です。
そのような時にも、弊社が必要とされる会社であればと思っています。
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