その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

哲学者 小林昌平さんの著書。


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人間は昔も今も同じように悩んでいる。

仕事。健康。家庭。お金。

それは冒頭に出てくる古バビロニアの粘土板からも伝わってくる。


現代の誰もが直面するであろう悩みに対し,哲学者の考え方がピタリとハマる。

目次を読んで,自分が気になる部分だけを読むのも,この書籍の読み方の一つ。

私が気になったのは,以下。

・会社を辞めたいが辞められない(ドゥルーズ:アンチ・オイディプス)

・常に漠然とした不安に襲われている(ホッブズ:リヴァイアサン)

・不倫がやめられない(カント,親鸞)

私自身のことではない(笑)

自分ではなく,現代社会でよく取り上げられるテーマをよく写していると感じた内容。


哲学者の幾多の悩みや苦しみから打ち出した答えが現代まで語り継がれているのは,意味のあることだと実感した。

つまり,「本を読んだ方がいい」というのは,こういうことだと改めて感じることができた。

また,改めて哲学はおもしろいと思った。

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正直,今の自分には悩みがあまりないけど,将来の自分であったり,周りに本書のような悩みを持っている人がいた時には教えてあげたいと思いました。

Kindle Unlimitedでは0円です。


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