#24 不安やストレスと上手に付き合う方法Part.2
前回に引き続き、不安やストレスと上手に付き合う方法についてアップします。
前回は不安が起こるメカニズムについて書きました。今回は、不安に感じるコトやモノのうち、自分で対処できるものとできないものの大きく二つに分けることによって、不安を軽くする方法について書きたいと思います。
自分で変えられることに意識を向ける、それ以外は意識から外す
人は不安に感じると、そのことをマイナス方向に考えてしまい、さらに不安が増す、という負のスパイラルに入ることが多いと思います。
このスパイラルに入ってしまうと、不安で眠れなくなったり、疲れが抜けない、ひいては免疫力の低下を引き起こすので注意が必要です。
そういったときに、「自分は何に不安に感じているのか?」をはっきりさせると良いと思います。
その上で、不安に感じていることのうち、「自分で変えられることは何か?」「自分で変えられないことは何か?」を切り分けることが重要です。
これをうまく切り分けられると、自分が何にフォーカスして行動すれば良いか明確になるので、不安が軽減します。すなわち「自分で変えられること」に集中する、ということ。
同様のことが記事になっていましたので共有します。
コーチングでもこの考え方は非常に重要で、「自分で変えられること」だけにフォーカスすることで、自分で状況をコントロールできることが増えて、気持ちも前向きになるようです。
人事を尽くして天命を待つ
僕が一番好きな言葉として、「人事を尽くして天命を待つ」というのがあります。
自分にできることをできる限りやった上で、あとは運を天に任せる。そういった姿勢が、この状況では重要な気がします。
COVID−19は感染しやすい一方で、いままでのところ8割の人が軽症で済んでいます(今後、状況が変わっていく可能性はありますが)。
残りの20%は重症化し、うち5%は致命的な状態に陥るとされていますが(下記参照)、これは高齢者や基礎疾患を持つ方等を含めた比率なので、これまでのところ、若い人や健康な方(免疫力が高い方)は重症化しにくいと考えられます。
したがって、高齢者や基礎疾患がある方以外の方が気にすべきことは、3密を避ける、ソーシャルディスタンスを保つ、マスクをして手洗い・うがいをまめにする、食生活を整えて免疫力を高める、といったことであって、それ以外のコントロールできないことについてはできるだけ意識から外すという考え方が大事だと思います。
一方で、高齢者や基礎疾患のある方は特に注意する必要がありますし、私たちはそういった方と会う場合には特に注意することが必要です。
以上のように「自分で変えられること」にフォーカスすることで、やるべきことがはっきりし、不安も軽減するのではないでしょうか。
万が一、自分自身が感染したり重症化したとしても、医療機関の必死の努力によって回復する可能性は十分あるし(当然運もありますが)、特効薬やワクチンの開発状況によっては治療できる状況になっているかもしれません。
ただ、こればかりは事前にいくら考えいても状況は変わらないので、そういった、自分でコントロールできないことについては考えない方が精神衛生上良いと思います。
今回は、コロナ禍を想定して話をしましたが、他のあらゆることについて同様のことが言えると考えます。
ぜひ上記のような考え方を取り入れて平穏な日々を過ごしていただけたら、と思います。
それではまた明日!
<了>
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