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書籍・記事購読コメント

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2023年6月の記事一覧

【書籍】『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』ー人生100年時代の働き方のヒントがある

 前野隆司さん『幸せのメカニズム 実践・幸福学入門』(講談社、2013年)を久しぶりに再読しました。その中で、当時はあまり気づかなかったのですが、今言われる、人生100年時代の働き方のヒントがあると思います。 「憂鬱な月曜を迎えないコツ」にヒントあり  同書の160ページから、「憂鬱な月曜を迎えないコツ」というのがあり、5つのコツが書かれています。これがまさに、細く長く働き続けることに良く作用をするのではないかと思うのです。  10年前、この書籍が出版された際に読んだ際に

【書籍】『55歳から やりたいことを全部やる!時間術』ー自分が主役になるにはどうすればよいのかを考える

 臼井由妃さんの『55歳から やりたいことを全部やる!時間術』を拝読しました。人生後半の時間をどう考えるのか、多くのヒントが得られる書籍です。 「これまで」の時間術と 「人生後半」 の時間術でまず意識すること  まず冒頭に、「これまで」の時間術と 「人生後半」 の時間術について重視すべき視点の言及があります。この書籍で述べられていることはおよそここに集約されます。55歳という年齢は、それぞれの方にとっていろいろな背景があり、プロセスも異なり、アウトプット(出口)も異なると

【書籍】『致知』2023年7月号(特集「学を為す故に書を読む」)読後感

 致知2023年7月号(特集「学を為す故に書を読む」)における自身の読後感を紹介します。なお、すべてを網羅するものでなく、今後の読み返し状況によって、追記・変更する可能性があります。  今回は「学を為す故に書を読む」です。これは、江戸時代後期の陽明学者・佐藤一斎の『言志四録』にある言葉です。「読書は学問のための手段である」ということです。  どんな時代でも、どんな年齢になっても、書から学ぶものは大きいです。しかし、仮に同じ書でも、読み方、読むタイミングによって、感じ方、学

【書籍】『定年前と定年後の働き方』-誰でも訪れる定年前後を考える

 石山 恒貴さんの新著『定年前と定年後の働き方』(光文社新書)について、私なりに気になったところ紹介します。私もシニア世代、人生も後半に差しかかるところ、また、人事の立場として種々の施策に携わる者として、非常に気づきが多い内容でした。ぜひ一読されることをおすすめします。 「抑うつに陥らないこと」と「経験への開放性」  「抑うつに陥らないこと」ということ。これが旨くコントロールできるとすれば、大分楽になるだろうと思います。意外に、抑うつに陥ってしまい、早くもゲームオーバーに