見出し画像

Vita Sexualis(性の目覚め) @Detective boy(少年探偵)

Episode δ      アケミさんの「探求」

夏休みの昼は長く、もう7時近くだというのに、
ようやっと夕暮れに近づいて来た感じでした。

 良雄くんとアケミさんは、相変わらずトランプなどをしながら、
親たちを待っていました。
ですが、一向に帰ってくる気配はありません。

 ですので、開け放っていた大きな縁側を
ガラスの納戸で仕切って、二人でお部屋にいることにしました。
 そうだ、「ラジオ」をつけようと、
良雄くんはアケミさんに提案しました。

「え?ここにラジオがあるの?」

母屋には、最近買ったテレビジョンがあったのですが、
これはお父様の許可がないと、
テレビジョンの扉を開けてもらえなかったので、
離れでは「ラジオ」を聴くだけしか、
良雄くんには許されてはいなかったのです。

 ですが、「連続ラジオ小説」みたいなものがありましたので、
そこから流れる「冒険もの」とか「探偵もの」を聴くのが、
良雄くんにとって、至上の楽しみでもあったのです。

離れのお茶室におかれたちゃぶ台にラジオを置いて、
二人で聞き入っていました。

番組はちょうど時代活劇の「鞍馬天狗」の番組でした。

アケミさんは、それほど面白いようには感じていないようでした。
やはり、女の子と男の子の興味は違うようなのだな。
そんなことを良雄くんは感じていました。

「退屈だね・・。」

アケミさんは、いきなりつぶやきました。気のせいか、
さっきから良雄くんをちらちら見ていました。
そして、なんだか赤い顔をしています。

「ねえ、良雄くん、あたし、またお願いしたいことがあるのだけれど。」
「え・・なんだい?」
「・・・うん・・、また、見たくなっちゃった。」
「え・・?」

良雄くんは最初、何のことかわからなかったのですが、
おじいさまの、あの絵のことかなと思って、
そうか、興味があるんだなと独り合点して、納戸に向かおうとしました。

すると、それを引き留めて。
もっと真っ赤な顔になりながら、アケミさんは言いました。

「もう一度、見せてほしいんだ。・・、その・・・、おちん、を。」
「え・・・?」

驚きの提案でした。でも、何か理由があるようです。
良雄くんは、それを聞き出そうとしました。
これは少年探偵としては、当然の手順ですから、
迷いもなく問いただしました。

「え?今しがた見たばかりなのに、どうして?」
「うん・・」

アケミさんは顔をさらに赤くして、言いました。

「あんなに硬く大きくなるのはなんでかな?
って思ったんだの。・・。ねえ、良雄くん今は
?」

良雄くんは少し焦りました。
なぜなら、またホースが大きくなりかけたからです。
これ以上恥ずかしいものは見せたくありませんでした。
ですが、アケミさんが見たがったものは、
大きく、硬く変化した良雄くんのそれだったのです。

「今は、見てもしかたいんじゃないかな・・。」
「ふうん・・。そうかぁ・・。だったらよかった。」
「・・え?・・」

アケミさんは不思議なことを言います。

「だったら、どうしてそうなるかを、あたしが試してみたい。いい?」
「え?え?」

そして顔を赤らめながら、
「それにね・・。
あたしも実は、自分のあそこをじっくり見たことがないの。
鏡だと片手がふさがってしまうので、
どこから血が沸き出してくるのか、よく見ることができない。」

「ぼくはどうすればよいの?」

「あそこのちょっと大きな鏡をあたしに見えるように支えてくれない?」

良雄くんは、言われるままに、隅に置いてあった
壁掛けの鏡を持ってきました。
アケミさんは、体操座りをして鏡の位置を整えたあと、
また、下着ごと短パンを脱ぎ捨てました。

画像1

 アケミさんのYの字の場所があらわになりました。
やはりおなかから、いきなり足がすっと生えていましたが、
体操座りをしていると、何やら足と足との間の様子ですが、
おなかからおしりにかけて溝になっています。
そして、おなか側の溝の始まりのところに
産毛のように疎らに毛が生えているのが見えたのです。

「よし、見えた。」

アケミさんはそう言うと、おもむろにおしりの下に両手を回し、
自分の股を広げたのです。


    
To be CONTINUE

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?