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お絵かきは、写真よりも面白い

そもそもは、あたしは文章をかくのが好きで、
中学生の頃、生意気に授業中
「内職」で小説まがいな文章を書いていました。

デビュー作は「ハゲネコ放浪記」
級友に「ハゲネコ」というあだ名のやつがいて
そいつの行動がめっぽう面白いので、
学級の「壁新聞」に連載小説にしたのが
始まりでした。

けっこう「読者」がいて、
別のクラスからわざわざ読みに来るやつもいたくらいです。
調子こいて、小説を書き始めたら、
気がつくと「歴史小説」にはまっていました。

小説は高校の時にピークに達していて。
演劇部の美人な部長に頼まれて
「創作戯曲」も提供しました。
それが縁で、生まれて初めて
異性と・・・・・・・な関係も
持つことができました。

何が幸いするか災いになるか
さっぱりわかりません、

大学に行くと、予想もしないことが待っていました。
歴史学を専攻したのですが、選んだのは
考古学の分野でした。

この分野はまさに実学です。
すなわち、ありとあらゆる「記録」を残す
そういった作業を強いられます。

ここで覚えたのは
測量学・・・遺跡の正確な記録を残すためです。
写真・・・・遺構や遺物の正確な記録を残すためです
実測図・・・なくなってしまう発掘成果を正確に残します。
      当然ですが、絵が下手なやつは向きません。
論文・・・・成果を文章で表現しなくてはいけません。
プレゼン・・大衆の前で表現できないと話になりません。

めちゃくちゃ鍛えられましたが。結果

趣味が増えました

で、やはり、研究室の予算でバンバンやれたせいか、
「写真」にまずハマりました。
当時はフィルムでしたので、
「写真」はある意味ぜいたくな分野でした。

研究室用の数本で、関係ない映像や、同期の女の子や
アルバイトに来る皆さんを撮っては、四つ切りとか
キャビネに伸ばしてプレゼントすると、めちゃ喜ばれました。

この暗室作業もまたいいものです。


就職してから数年経つとパソコンが普及し始めました
そんなとき
Photoshopというソフトウエアとの出会いがありました。

これはめちゃ高いのですが、
ある特権を活かして、廉価で手に入れることができました。

デジカメも始めに出始めた頃です。
いままで押し入れに作っていた「暗室」が
PCの中で簡単にできるようになったのです。

調子こいて、「モデル撮影」
なんかにも挑戦しました。
しかし、あたしは、土門拳の「リアリズム」に
傾倒していましたので、撮りたい写真はもう撮れなくなっていました。

いわゆる「肖像権」というやつです。

そのため、あたしの作品の大半は「封印」するしかなくなりました。

そんなときに、Photoshopの「描画機能」
に気づいたのです。

写真なら「肖像権」で文句つけられるが
自分の描いた「絵」なら
文句のつけようがないし、考えれば
「理想の画像」を追求できる。

そう思って、いま「お絵かき」しているのです。







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