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飲食店開業マニュアルその1(開業資金編)
”3秒で繁盛店作ります”
飲食繁盛請負人、おかひできです。
お店を開業する際の三大お悩みは、お金、人材、物件です。
なので、今回はその三大お悩みの一つ、お金にまつわるお悩み、
①開業資金を借りる方法?自己資金はいくら必要?
②お店を作るのはいくらかかる?
③お店いくら儲かるの?
以上の3点、お店に関わるお金の数字について簡単に解説します
(※当記事の内容は投稿時2022年時の金額です。2023年現在では物価も人件費も上昇しているため表記の金額の2割、3割増しでお考え下さい)
①開業資金を借りる方法、自己資金はいくら必要?
飲食店の資金調達は、日本政策金融公庫で借りるのが一般的です。
公的な機関なので金利も安く、審査も通りやすいです。
3500万まで新規開業借入できますと案内には書いてありますが、
実質は、1000万までが融資の限界です。
自己資金は10分の1が必要と規定されてますが、
なるべく3割は用意したいです。
また、通帳の履歴から、ちゃんと自己資金があるか(急に入金した見せ金では不可)見られます。
1000万以上の融資が必要な場合は、政策金融公庫と銀行を利用しましょう。
②お店を作るにはいくらかかる?
ここではわかりやすく、
地方都心部、10坪 席数20席のカフェ 客単価1,500円
日曜日定休 営業時間11時〜21時を例に考えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1663483164570-RGyC2T3C6G.png)
飲食店の開業のためにかかる費用。
・物件取得費(保証金、前家賃、不動産仲介料)
・内装工事費
・厨房機器
・什器備品(食器、調理器具など)
・広告費(Webサイト、名刺、チラシ)
・運転資金(食材、人件費、家賃、広告費、光熱費)
・物件取得費用は
保証金(礼金2〜6ヶ月分、敷金2〜6ヶ月分)
仲介手数料1ヶ月分、前家賃1ヶ月分、
家賃保証料などで1ヶ月分など、
10坪(坪単価15,000円)賃料150,000円の場合。総額で110万〜200万程度必要です。
・内装工事費用は、
スケルトンで坪単価50万〜80万。(約500万〜800万)
特に最近工事費用が高騰してます。
居抜きでも坪単価20万〜50万。(約200万〜500万)
・厨房費用は、
新品で揃えて150〜200万
中古品を組み合わせて100〜150万円
・什器備品(食器、調理器具、レジなど)で
20〜50万円
・広告は
SNSを活用して無料でするにしても、
最低限のグルメサイト登録、
名刺、チラシ、などで5万〜10万程度
・2ヶ月分ぐらいの運転資金
(食材30%、人件費30%、家賃10%、広告費3%、光熱費7%)
売上100万円想定の場合、160万円分。
《合計》
600〜1200万がかかります。
それ以上の予算で作るとよっぽど売上上げないと採算合いません。
初期費用は、なるべく抑えて負担のかからない運営をしていきましょう。
③で、それだけお金かけていくら儲かるの?
![](https://assets.st-note.com/img/1663480304422-71HfkudR9N.png)
上の図は10坪のカフェ売上シミュレーションです。
松が良いパターン、竹が普通、松がうまくいってないパターンです。
一般的に、坪あたり売上(月商÷坪数)は、
理想は15万以上。少なくとも10万と言われています。
人件費は、オーナーが現場に入って、人を雇ってない場合はかかりませんが、計算するときには1時間1,200円位計上した方がいいです。
オーナー人件費入れずに計算して15万儲かってた
としても、それぐらいならバイトした方がマシということになりかねません。
特に、最近の独立開業者に多いのが、
「自由に働けて、生活できるだけの収入あるなら儲からなくていい」
というケース。
何百万もの資金を投資して、
しかも、今後お店の冷蔵庫やエアコンが壊れて数十万の費用が必要になったり、天変地異や疫病など不測の事態による売上減少などのリスクもあります。
オーナーが、現場で労働するときは、普通の人件費プラス利益を計算することは大切です。
投資した金額が1000万なら、
年間10%以上のリターン。利益100万以上は目指したいです。
ちなみに、サイゼリアさんは、投資した金額から35%以上見込める物件でないと出店しないそうです。
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