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「窓」を埋め始めた日経平均

昨日8/8の米国株は、大幅反発しました。
ダウ平均   39,446.49(+683.04 +1.76%)
NASDAQ   16,660.02(+464.21 +2.87%)
S&P500    5,319.31(+119.81 +2.30%)
NY時間8/8 16:25(日本時間8/9 05:25)

失業保険申請件数が予想を下回り、これで今週はISMに続く強い指標が発表、市場はそれを好感しました。
労働市場は弱そうだという懸念はあくまでも懸念で終わり、過度な景気後退懸念が一服、金利は上昇、株先物は上昇に転じました。

また、これまで下げ過ぎた半導体関連株も、NVIDIA+6.1%を筆頭に、TSMC+6.1%
Broadcom+6.9%、Arm+10.6%と猛反発しました。

そして日本株式市場です。
今日8/9の日経平均は、米国株の好調を受けて、前日比441円高の35,272円と反発して始まりました。

そして今、11時前の日経平均株価は、35,338円(+557円)です。
チャートでは「窓を埋める」動きです。

ローソク足を描いた際、相場の一気の上げ、または下げにより、前日終値と翌日始値が重ならないでできた空間のことを「窓」と言います。
一連の下げは、まさに窓を開けて下落しました。
その窓を埋めながら上昇しているのが、現時点の日経平均株価です。
と言っても、まだ上昇相場に転じたとは到底言えず、下落に備えることはマストです。

また、今よく聞くワードの1つでもある「金融正常化」、あたかも金利を上げることのように勘違いしてしまうかもしれませんが、適度な物価上昇、継続的な賃金上昇、継続的なGDPの拡大など正の金利が伴走することが正常化ですね。

日本はまだ継続的な賃金上昇と継続的なGDP拡大が達成されていません。
それらを確認してからでも遅くなかったのでは?というのが先週のマーケットの反応だったような気もします。
しかし正常化の過程でもあるため、あまり悲観する必要もないのではないかというのが私感です。

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