ブロガーの成功と挫折、そしてこれから…
どうも、先週は毎週月曜日のnote投稿を二日酔いという病気でお休みしてしまった私です。ちゃんとします(アバウトな宣言)
脚本、小説と行ったり来たりのMy noteですが、今日はちょっとエッセイ的な、ブログ的な文章をアップしてみました。
2019年半年を振り返って感じたこと、そして、これからのことを自分なりの言葉で、ありのままに表現してみました。
いつもとはちょっと違った味付けをお楽しみくださいませ。
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ブロガーの成功と挫折、そしてこれから…
2019年7月、ある転換期を迎えている。
3年前の春、大学生の僕はブログ活動を始めた。
『就職せずに、パソコン一つで誰でも月収100万円』
今では使い古された表現だが、当時大学生の僕にとって大きな衝撃を与えたキャッチフレーズだった。いわゆる、ネットビジネスというヤツだ。
そのキャッチフレーズに夢を抱き、大学卒業後、就職をするのをやめた。
『若い頃はリスクを取れ』
何かの自己啓発本で見たその言葉を鵜呑みにし、”就職活動をしない”、”ゼロの状態で起業をする”という自分なりのリスクを取り、大学を卒業すると同時にフリーランスになった。
実績も資金も人脈もゼロの状態でいきなりフリーランス。不安がないと言えば嘘になるが、なんとかなるだろうという根拠のない自信だけでネットビジネスを開始した。
ビジネスモデルは主にブログの広告収入。ブログにGoogleアドンセンス、商品の広告などを貼り、ネタを集めて記事を書いたり、ブログのメンテナンスをしたり、日々PCと向き合っていた。
結果からいえば、独立後4ヶ月で普通に生活できる程の収入を得た。
最初の月は3万円くらいだった収入も月20万を越えるようになった。不労所得とまでは言わないが、週1、2日の労働で月20万以上を稼げるようになった。
一般的に言えば特別、大きな成功ではないが、僕にとっては大きな成功体験の第一歩だった。これをきっかけに大きく成功する、自由な生活を得ることができる、そう確信していた。
しかし、ここから一気に上昇すると思った流れは、予想を覆し下降気味となっていくとは、当時はこれっぽちも考えていなかった……。
ブログがグーグルの検索結果から飛ばされることはなかったが、売上がガクンと落ちたり、アクセス数が一気に落ちたりして、不安で眠れなくなることもあった。
今まで通用したやり方がその次の年は通用しなくなり、手を替え品を替え、臨機応変にやり方を変えていかなければならなくなった。
将来のために、いつか報われる未来のために……と、必死でやってきたつもりだったが、思うように伸びない。
そう、結局の所は必死でやってきたつもり、だった。
努力したから、頑張ったから売上が上がるわけじゃない。どの世界にも言えることだが、現実はドラマや漫画のようにはいかなかった。
「アクセス数が上がらない」
「記事を書いても書いても全然売上が上がらない……」
「成果が出ないからモチベーションが上がらない」
フリーランスで同僚や上司、部下がいないため、この悩みを相談し、共有する人がいない孤独な状況が続いていた。
そんな苦悩の日々が続いたある日、昔の大学の友達と飲む機会があった。
就職した周りの同期たちは、
「ボーナス少なすぎ」
「残業ばっかりでしんどい」
「仕事が面白くない」
と日々の仕事の愚痴をこぼしていた。
こっちはボーナスなんかない、ただ働けば安定してお金が入ってくるような、そんな恵まれた環境でもない、甘えるなよ、と言いたかった。でもやめた。
この環境を選んだのは他の誰でもない自分だからだ。売上が上がらないのも、アクセス数が上がらないのも、会社の愚痴を言った友達に卑屈になるのも、全部自分の努力と工夫が足りないせい。
そう言い聞かせて、誰のせいにもせず、環境のせいにもせず、ただひたすら自分を責めていた。
責めても何も解決しないことは分かっていた。分かっているのに、邪念ばかりで自己嫌悪に陥り、ますますブログが書けない。指が動かない。
まるで出口の見えないトンネルの中にいるような、暗闇の中を彷徨っているような、そんな気がしていた。完全に迷走モードに入った。
もはや何が自分のやりたいことだったのか、何のために就職をせずにビジネスを始めたのか分からない状況にまで陥った。
そんなある日、大学生の時に自分が出演していたダンスの公演DVDを数年ぶりに見る機会があった。
そこには、純粋にダンスを楽しんでいる自分たちと周りのダンサーとお客さんがいた。
息抜き程度に見ようと思ったが、なぜか無性に胸が熱くなり、あっという間に約2時間のパフォーマンスを見終わった。
画面越しに生き生きしている過去の自分の姿と今の自分の姿を比較してしまったからだ。
『誰かを楽しませたい、感動させたい』
その想いがエネルギーとなり、身体を動かしていたあの当時と今の自分は一体何が違うのだろうか。
なぜあの時に出来ていたことが今できないのだろうか。
そう思ったら、今の自分の現状に無性に悔しくなり、止まっていた指がまた動き出した。
『誰かを感動できるような、楽しませるようなコンテンツが作りたい』
お金を稼ぐため、自由になるためにビジネスを始めたと思っていたが、本当の目的はこっちだった。
それに気付けた時、やりたいことの答えがひとつ見つかったような気がした。まるで真っ暗なトンネルにひとつの光が射したように……。
とはいえ、現実的に見ても、生きていくためにやっぱりお金は大事だ。
やりたいことはいっぱいあるが、でも何よりもまずは、飯を食べるために、生きていくためには地に足をついた状況で働かないといけない。
ブログはずっと続けていきたい。少ないリスクで大きなリターンを得ることができるこのブログというスモールビジネスを経験できたことは、自分にとって大きな財産だ。
でも個人のブロガー、アフィリエイターが淘汰されている昨今、ブログだけでは食べていけない可能性が高いのも現実。今の事業を副業にして就職することになるかもしれない。それも仕方がない、と割り切るしかない。
でもあの当時の純粋さを忘れずに、一歩一歩前進していこう。理想だけではなく現実とも向き合うバランス感覚も大事にしながら。
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今週はここまで。
何か途中メンヘラみたいな感じになってすみません。笑
来週(7/22)は、小説を書きます(多分)
乞うご期待〜!
画像引用:Photo by Warren Wong on Unsplash
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