海外から愛犬と帰国する⑥ マイクロチップの入手方法について
結論から言うと、私は、愛犬のためのマイクロチップを中国最大のEC プラットフォーム「淘宝」(タオバオ)で購入した。
中国で生活している人であれば、ほとんどの人のスマホには、ECプラットフォームアプリとして、この「淘宝」(タオバオ)や「京東」(チンドン)がインストールされていることだろう。
淘宝(タオバオ)は、2003年にジャック・マーが創業したアリババ・グループによって設立されたオンラインショッピングモールだ。中国版Amazonとでも言えば、わかりやすいだろうか。本社は、浙江省杭州市にある。
「淘宝(タオバオ)」とは、「見つからない宝物はない」という意味があるという。
私は、マイクロチップとマイクロチップリーダーを「淘宝」(タオバオ)で購入した。最初は、行きつけのペットショップか、動物病院で常備されているマイクロチップを埋め込んでもらおうとしたのだが、常備されていたチップは、いずれも「ISO規格9001」 のチップで、日本の動物検疫所が、指定している「国際標準規格(ISO)11784及び11785」に適合するマイクロチップではなかったのだ。
「淘宝(タオバオ)」で検索する際は、マイクロチップは「宠物芯片 ISO11784」、マイクロチップリーダーは「芯片扫描仪」と検索すればよい。実際に検索した際に表示される画像を下部に添付するので参考にして欲しい。
マイクロチップは、30〜45元(日本円:600〜900円)、マイクロチップリーダーは、100〜110元(日本円:2,000〜2,200円)であった。
※為替:上記の日本円価は、1元=20円計算。日本円価は、為替レートによって変化するため、参考値。
「淘宝(タオバオ)」にも割引セール期間があるので、そのタイミングで購入すれば、もう少し安く購入出来るだろう。
購入後、購入したマイクロチップを行きつけのペットショップに持ち込み、そのショップの(動物)医療担当者に、マイクロチップリーダーを埋め込んでしてもらった。いずれにせよ、マイクロチップ埋め込み日を第3者に証明してもらう必要があるからだ。後々、日本の動物検疫所に、マイクロチップ埋め込み日を証明する書類を提出する必要がある。
「中国のオンラインショップで購入したマイクロチップってどうなの?品質に不安は?」という心配があるかもしれない。かく言う私もそうだった。そのため、実際に手続きを行うまで何度もマイクロチップリーダーで、「本当に、ナンバーを読み込むことが出来るのか?」「桁数は、合っているか?」、等 確認を行なっていた。特に問題は発生しなかったし、周囲の友人からも、今まで問題が発生したという情報はないので、おそらく大丈夫であろうと考えている。ただ、、念のため、確認は怠らない方がよいだろう。日本の動物検疫での最終チェック時に、「マイクロチップナンバーが読めない」ということだけは、避けたいものだ。
私が、動物検疫所に提出した「マイクロチップ埋め込み日を証明する書類」に関しては、「海外から愛犬と帰国する④ 蘇州市犬(猫)防疫証書について」を読んで頂ければ幸いだ。
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