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謎のスポーツカー 謎は深まるばかり

伊都キャンパスの駐車場内で、”謎のスポーツカー”を見かけました。この車は、艶消しブラックの車体の二人乗りのスポーツカーです。車にはあまり詳しくないので、車種は全然わかりません。車の前方には見たことがあるようなエンブレムが付いていましたが、どこの自動車メーカーなのかすぐには分かりませんでした。

エンブレムを頼りに自動車メーカーを探しましたが、見つかりませんでした。でもこのエンブレムはどこかで見たことがありました。ある時、二輪車の画像を見ていたら、そのエンブレムが何処の会社のモノなのかがようやくわかりました。このエンブレムはヤマハ発動機のものでした。ヤマハは二輪の会社だと思い込んでいたので、エンブレムを見つけることができなかったのです。

しかし疑問が残りました。どうしてヤマハのエンブレムがスポーツカーについてるの?。その謎も解けました。ヤマハは、車のエンジンも開発していて、自社ブランドでは車を販売していませんが、エンジンの供給は行なっています。最も有名なのは、トヨタ2000GTのエンジンです。トヨタ2000GTは、今では1億円くらいする名車ですが、そのエンジンはトヨタのヤマハの共同開発でした。

そのヤマハは、海外の自動車会社にもエンジンを供給していました。そのエンジンは『2ZZーGEエンジン』といいます。2ZZ-GEエンジンは、トヨタの1ZZ-FEをもとに1999年からヤマハ発動機が製造し、トヨタ自動車およびロータスに供給されました。トヨタでは、セリカ(T230型)に搭載され、トヨタ初のオールアルミエンジンとして話題になりました。この小排気量スポーツエンジンが海を渡り、ロータス・エリーゼなどに搭載されたのです。

タイトル画は、初期型のロータス・エリーゼですが、洗練されたフォルムに4つ目のヘッドライトが特徴的です。私が見た”謎のスポーツカー”は、このロータス・エリーゼにソックリでした。この車の正体がロータス・エリーゼであることはわかりましたが、エンブレムはロータスではなくヤマハになっています。ヤマハからはスポーツカーは市販されていませんし、謎は深まるばかりです。

ここからは私の勝手な推理ですが、謎のスポーツカーはロータスとヤマハが共同で製作したコンセプトカーなのかもしれません。車体そのものはロータス・エリーゼと同じですが、エンジンがヤマハ製なので、このような珍しい車になった可能性があります。あくまでも推理の域を出ませんが・・・。

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