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著者が語る 『はじめの一歩 物理探査学入門』のココが凄い

 神をも恐れぬ不埒な所業、拙著の”自画自賛”の記事です。ここでは、私の書いた本のイチ押しの点を、皆さんにグイグイと押し付けます。

1.表紙が凄い: 表紙の図は私がデザインして作りました。中央の丸い輪は、地球をイメージしていて、その周辺に各種物理探査法を表わしたピクトグラムを配置しています。どの絵がどの探査法に相当するかが分かれば、物理探査の初心者卒業です。書名は青地で印刷されていますが、私の当初の考えでは、”金属光沢の青色”にするつもりでした。ただし、予算の関係で出版社からダメ出しをもらいました。

2.コスパが凄い: 他の記事でも書きましたが、総ページ数が360ページで、値段が3600円です。1ページ当たりの値段は10円ですので、あくまで個人的な感想ですが、コスパは高いと思います。 

3.工夫が凄い: この本には様々な工夫が凝らされています。この本では、辞書のような使い方ができるように、各章ごとにインデックスマークが施されています。また、巻末にはキーワードの索引がありますが、日本語と英語の索引を設けています。これを使うと、英語の論文を読むときの手助けになります。最後ですが、持ち運びがしやすいように、薄手の紙にして、表紙もソフトカバーにし、本全体を軽量化しました。

4.説明図が凄い: この本で使った説明図は、基本的には、オリジナルの図を自分でデザインして作りました。また、論文や他の教科書から引用する場合も、原図の価値を損なわないように、見やすくなるように作り直しています。あまり目立たないかもしれませんが、この図の作成にかなりの時間がかかりました。

5.エッセイが凄い: 各章には2つずつ、物理探査に関連したエッセイを載せています。これは、少しでも物理探査の面白さを、多くの人に知って頂くためです。エッセイは、本文以上に力を入れて書きました。また、各章の導入部には、”偉人の名言”や”生物に関連したショートエッセイ”を載せています。これらのエッセイで、物理探査を少しでも身近に感じられたなら、作戦成功です(笑)。


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