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バークレーの思い出#13 日本食レストラン『KIRALA』

 アメリカのカリフォルニア州バークレーに滞在中に住んでいたアパートの近くに、KIRALA(きらら)という日本食レストランがありました。私がバークレーにいたのは四半世紀前なのですが、調べてみるとまだ店が続いているようでした。

 当時、お寿司(カリフォルニア巻き)やお弁当などの日本食をテイクアウトできる店はいくつかありましたが、本格的な日本食レストランはココだけだと記憶しています。KIRALAは通学路の途中にあるので、店の前は何度も通りましたが、KIRALAに入ったのは、渡米後当初と義父が遊びに来た時、それと帰国前の3回でした。

 メニューは日本の和食レストランと同じような、寿司や天ぷら、トンカツなどが中心でした。味も日本の和食レストランと遜色ない、美味しい店でした。しかし、日本の和食レストランと決定的に違う点が一つありました。それは、料理の量です。海外の和食レストランなどに行くと気付くと思いますが、海外の店の料理の量は通常の日本の店より多いのが普通です。KIRALAも料理の量が1.5倍程度ありました。

 キララという名前自体にも、親しみを感じていました。鉱物の中に雲母うんもというものがあります。雲母は、花崗岩中でキラキラと光って見えるケイ酸塩鉱物のグループ名で、キララやキラとも呼ばれます。その雲母きららと同じ名前の店名は、地下の岩石・鉱物の勉強をする資源工学を学んだ私にはピッタリのように思えました。懐かしいなぁ。

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