バークレーの思い出#22 アメリカの自動販売機
日本では当たり前の光景である自販機は、アメリカの街中では見かけません。これは、治安の問題もあるのでしょうが、味気ない機械から買いたくないという気持ちの表れかもしれません。もしアメリカの道端に自販機が設置されたら、一夜で破壊され、中の商品やお金が持って行かれることでしょう。普段意識しませんが、日本はかなり治安の良い国です。
しかし、アメリカでも限られた場所では自販機が設置されていました。それは建物内部で、その関係者でなければ進入できない場所に限られます。私が通っていたUCバークレーのLBNL(ローレンス・バークレー・ナショナル・ラボラトリー)の9号館の地下に、自販機コーナーがありました。
その自販機コーナーは、照明が薄暗くて近付くのに勇気は必要でしたが、暖かいコーヒー(カップのやつ)やスナック菓子など購入できる自販機が数台設置されていました。私が利用していたのは主にコーヒーの自販機でしたが、お茶うけにM&Mのマーブルチョコレート(小さい袋入り)を買っていました。このマーブルチョコの色が特徴的で、日本では絶対使わないであろう毒々しい青色などが入っていました。しかも指で持つと、指が青く染まります。
一度だけ、小腹が空いて自販機のチョコマフィン(カップケーキ?)を買ったことがあります。しかし、これが激甘で完食することが出来ませんでした。このとき、日本の食べ物の美味しさを再確認しました。
中華やイタリアンを除けば、アメリカで食べた食事は”不味い”か”不味くない”かの二択でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?