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18禁(R18)と18金(K18)

少し前までは20歳が成人年齢でしたから、大学の新入生は多浪でなければ未成年でした。しかし成人年齢が18歳になった今では、大学生は全員成人です。”成人向け”という意味の、”18禁”というのがあります。これは、性的、暴力的、差別などの非道徳的要素を含んだコンテンツであることを示した自主規制です。18禁じゅうはちきんR18アールじゅうはちとも呼ばれます。

大昔の話ですが、大学受験で福岡に来た友人が”セクシー映画”を見ようと映画館に行きました。意を決して、受付で「○○(映画のタイトル)を1枚」と言うと、「学生証はありますか?」と聞かれました。素直に高校の学生証を出した友人に受付の人は、「この映画は高校生は見られませんよ」と言って入館を断ったそうです。友人は仕方なく、当時流行っていたドキュメンタリー映画『キタキツネ物語』を見て帰ったそうです。

読み方は全く同じ”じゅうはちきん”ですが、意味が違うのが金の純度を表わす18金です。18金は、その製品に使われている金の純度が75%であるということを意味しています。この純度の金にはK18という刻印が入れられます。ちなみに純金は24金です。一方で、”K18を用いたメッキ製品”には、”GP”という表記がプラスされて、K18GPと表記されます。これは、”この金製品はK18による金メッキが施されています”という意味になります。

金のインゴットが本当に純金かどうかは見た目だけではわかりません。金と比重が似ている金属・タングステンを使用し、その表面に金メッキを施せば、見た目も重さも、見分けるのが困難だそうです。タングステンの下地に銅のメッキを施し、その上に分厚い金メッキを施すような、手の込んだ偽物事例も報告されています。嘘がバレることを、”メッキが剥がれる”と表現します。これは綺麗な金のメッキ部分が剥がれて、価値の低い下地の金属が見えることを例えています。

あなたは18禁と18金では、どちらが好きですか?。

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