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三日月が・・・

 昨晩、帰宅するために、いつものように駐車場に向かいました。駐車場の手前でふと空を眺めると細い月(moon)が見えました。「今日は三日月(crescent)か・・・」と特に感動もなく、駐車場への道を急ぎました。

 自宅に着く少し前、車窓から先ほどチラ見した月が見えました。「?」。何と月の面積が3倍くらいに増えていました。「・・・?、そうか今日は月食か」と朝に見たTVニュースを思い出しました。昨晩は、月食(lunar eclipse)が見られる日でした。

 2021年は2回も月食がある、月食の当たり年でした。一回目は5月26日のスーパームーンでの皆既月食でしたが、天気が悪くて見られない地域も多くありました。今年2回目の月食は部分月食ですが、西日本各地でほぼ皆既食に近い月を見ることができました。

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 月食は、地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象のことです。月食自体は珍しい天体現象ですが、メカニズムがわかっていれば、特に驚きはありません。しかし、古代の人たちは満月が見る見る欠けていく月を驚きながら眺めていたことでしょう。月食は、月が何者かによってむしばまれていくように見えるので、月蝕とも表記されます。

 私は偶然、月食が戻って行く時を見たわけですが、日本の広範囲で月食で観測可能な「ほぼ皆既」の部分月食として89年ぶりだそうです。次回、全国で食の最大が観測できるのは65年後の2086年11月21日です。さすがに、次回の月食を生きて見ることは無理そうです^^。


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