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ファミコンを触ったことがありません!

 ファミリーコンピュータ(Family Computer)は、任天堂が1983年に発売した家庭用ゲーム機です。日本国内での略称はファミコン(Famicom)で、同時代に発売されたゲーム機の中で最多出荷台数を記録している”家庭用ゲーム機のレジェンド”です。私はファミコンの存在は発売当初から知っていますが、これまで一度も本物を見たことが無いし、触ったこともありません。

 この頃、日本を含め世界で様々な家庭用ゲーム機が開発されました。普及したものもあれば、普及せずに秘かに退場していったゲーム機もありました。セガ・サターンやアタリ(ATARI) は爆発的なヒットはしませんでしたが、ゲームファンにはそれなりに受け入れられました。ソニーのプレーステーションはゲーム機の中では後発組でしたが、現在はプレーステーション5が登場するくらいに、市場で認められています。

 私がファミコンを触ったことが無いのは、ファミコン発売時は既に大人になっていたためです。子供の頃に、ファミコンがあったらきっと熱中していたと思います。ゲームは嫌いではありませんが、それほど好きでもありません。ゲームのプレー自体は興味がありませんが、ゲームのためのアルゴリズムには大変興味があります。

 コンピュータグラフィクス(CG) のクオリティは、ビデオゲームが始まって頃に比べると格段に良くなりました。インベーダーゲームも最初は、一色でした。無理やりカラー化するために、画面に透明の色付きパネルが貼られていたものもありました。その後、画面のカラー化が進みますが、最初はせいぜい8色くらいでした。現在では、表現できる色数も凄いのですが、CGの動きが滑らかで、キャラクターもどんどんリアルに近づいています。

 ゲーム用の音楽もかなり進化しました。ゲーム機用に開発された音源ICも、最初は情けない(味のある)音色でしたが、今では本物の楽器以上のクオリティーです。ゲーム関連の技術は、様々なデジタル技術を進化させるのに貢献しています。NVIDIAは、CG用のグラフィックボードを開発していますが、今やゲーム用とだけでなく、高速な並列計算をするスパコンとしても使われています。グラフィックボードを使ったスパコンは、暗号資産のマイニングに使われています。

 今やゲームの一部は、e-スポーツという競技としても認知されています。海外の大会では、高額の賞金が出る大会があって、日本でもプロゲーマーという職業が成り立っています。ファミコンが登場した40年前には想像もできなかったでしょう。

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