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トルコ・シリアの大地震

日本時間の2月6日(月)10時17分、トルコ南部を震源とするマグニチュード7.8の大きな地震が発生しました。震央の周辺では激しい揺れに襲われ、タイトル画のように建物の倒壊などによって、大きな被害に見舞われています。震源地はシリアとの国境に近く、シリア側でも多くの建物が倒壊しているようです。

この地域は、プレートと呼ばれる”地球を取り巻く岩板”が、3つも接している領域です。そのプレートとは、ほぼトルコ全土が乗っかている小規模なアナトリアプレート、その南にあるアラビア半島が乗っかっているアラビアプレート、さらにはアフリカ大陸が乗っかっている大規模なアフリカプレートです。アナトリアプレートとアラビアプレートの境界には、東アナトリア断層という断層が形成されています。

地球を取り巻くおもなプレート

今回の地震の震源の深さは約18kmと浅い、いわゆる直下型の地震だったようです。そのため、地表で大きな揺れになったようです。また、この地域では耐震性の低いレンガ作りの高層建築などもあり、地震被害に拍車をかけています。建物の倒壊によって建物内に取り残された住民も多く、生き埋めになるなどの深刻な被害が出ているようです。日本からも、国際緊急援助隊が派遣されたようですので、出来るだけ多くの人を助けて欲しいと願うばかりです。

大きな地震災害が起きるたびに、地震への備えが大事なことを痛感します。科学技術が進歩した現代でも、短期的な地震の予知は出来ていません。そうなると、地震が来ることを想定して、準備をしておく必要があります。今回はトルコ・シリアの大地震でしたが、他人事ではありません。日本でも、過去に何度も大きな地震災害に見舞われています。

『天災は忘れた頃にやってくる』を肝に銘じたいと思います。

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