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話題の本の紹介 『若者言葉の研究』  追記有り

古代エジプトのヒエログリフにも、「近頃の若者は・・・」という意味の言葉が書かれているとか、いないとか・・・。いつになっても若者と年長者との世代間ギャップは埋まらないようです。今回の記事では、そのギャップを埋めることができる(?)かもしれない話題の本を紹介します。

その本のタイトルは『若者言葉の研究』という比較的かためのタイトルになっていますが、帯の宣伝文句には『「激おこぷんぷん丸」の言語学』というサブタイトルが付いています。ちなみに、”激おこぷんぷん丸”とは、”激怒している状態”を意味する、女子高生などが使ういわゆるギャル語です。この本では、SNSなどの利用で言語変化が速くなった現代の若者言語に焦点を当てた研究を紹介しています。

まだ、本の中身は読んでいないのですが、大手の書店で”日本の大学出版会で出版された本のフェア”が行われたときに、堂々の売り上げ第一位だったそうです。この本は、私が理事をしている九州大学出版会から出版されています。今回この本を紹介したのは、個人的に興味があったのと、理事としてのお仕事も兼ねています。私の影響力は微々たるものですが、これを機会に、九州大学出版会の本を知って頂きたいという思いで、この紹介記事を書いています。

まだ読んではいませんが、現在、生協書店に注文中です。これを読んで、若者言葉や言語変化について勉強したいと思っています。言語は生き物と同じで常に変化/進化しています。今の若い人達が使っている”若者言葉”もいずれ風化して、新しい若者言葉に置き換えられます。これからも、新しい言葉が続々と作られていくことでしょう。

(追記)この記事を書いた後に、実際に購入しました。読んでみると、中身は意外と硬派な内容でした。巻末の例文が豊富で、資料的な価値もありそうです。サイズも小さくて、持ち運びにも便利そう。

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