"忙しい自慢"の正体

世の中には、｢今日も徹夜だ｣や｢昼ごはんを食べる時間がない｣など、聞いてもいないのに忙しいことをアピールする人がいます。聞かれた側は反応に困ってしまいます。あなたは、そんな経験はありますか？。それともアピールする側でしょうか？。このような忙しいアピールは、言外に｢こんな忙しい私って凄いでしょう｣と言う意味が込められているので、偽装自慢の一種と考えられています。

忙しいアピールをする人は、見栄っ張りで承認欲求が強い人が多いようです。それに加えて、実態は要領が悪く、仕事でミスが多いので”時間を無駄に使っている”人が少なくないようです。しかし、ある大学の心理学の実験では、忙しいアピールをする人は、他人から”地位が高いとみられる傾向がある”ことがわかっています。つまり、忙しいアピールは”優越感を満足させる”というメリットがあるのです。このような”嬉しい”メリットがあるので、忙しい自慢は止められないのかもしれません。

私は忙しいアピールはしませんし、天邪鬼あまのじゃくな性格なので｢お忙しいでしょうね？｣と聞かれると｢いや～、いつも暇です｣と答えてしまいます。私は無意識に”忙しくないアピール”をしているようです。