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英語の勉強(仮)

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英語に関する記事をまとめてみました。
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記事一覧

IN CAR と ON BOARD

車を運転していると、前の車のリアガラスに『赤ちゃん乗ってます』のステッカーを見ることがあります。私は紳士的な模範運転手ですから、煽り運転なんかはしませんが、赤ちゃんステッカーを見ると”さらに気を使って”運転します。 ところで、”赤ちゃんステッカー”には英語版もあって、注意してみていると『BABY IN CAR』というのと『BABY ON BOARD』の二種類があります。感覚的には、”IN CAR”派が若干多い気がします。この2つの表現の差が、わかりますか?。 英語がネイテ

人を表わす接尾辞-ist について

英単語で-istで終わるものは、”○○する人”を表わします。楽器を演奏する人には、この-istで終わる英単語がたくさんあります。ピアニスト(pianist)はピアノ奏者、バイオリニスト(violinist)はバイオリン奏者、ギタリスト(guitarist)はギター奏者です。ちょっと変わったところでは、マルチ・インストゥルメンタリスト(multi-instrumentalist)という複数の楽器の演奏が出来るマルチ奏者を表わす単語もあります。 職業の名称としては、artist

FIREの意味は炎だけではない

英単語fireの名詞の意味は、火・炎や火事などですが、ミサイルやロケットの発射の意味もあります。また、動詞として使われる場合は、火を点けるや発射するという意味になります。 本来の”火”の意味で使われているfire関連の言葉には、fire fighter(消防士)、fire engine(消防車)、fire extinguisher(消火器)、fire department(消防署)などがあります。 また、fireには”社員をクビにする/解雇する”と意味があります。He w

英語関連記事のまとめ#2 ウンチク記事

昨日に引き続いて、援護関連記事の第2弾をお届けします。今回は文法といった堅苦しいものではなくて、”英語蘊蓄”みたいなものです。リラックスして読んで下さい。 ちなみに英語で”蘊蓄”は、eruditionやaccumulated knowledge(蓄積した知識)というみたいです。

英語関連記事のまとめ#1 私家版英文法

高校生になった時、クラスの友達が「英語にはグラマーという授業があるんだぞ」と教えてくれました。”グラマー”の先生はどんな先生なんだろうと若干期待していましたが、ベテランのオジサン先生でした。 受験英語はソコソコできましたが、英会話は未だに苦手です。若い頃にもっと勉強しておけばなぁと、少し後悔しています。さて、この記事では過去に書いた英語関連の記事、特に英文法に関する記事をまとめました。”私家版英文法”ですので、正式な英文法ではありません。 『私家版英文法シリーズ』の根底に

語順が変われば・・・ ハングオーバーとオーバーハング

hangover(ハングオーバー)は、「二日酔い」という意味の英単語です。この言葉をナマで聞いたのは、MT法のアルバイトでアメリカ人クルー達と一緒に働いていた時でした。アメリカから日本の九重に調査に来ていたメンバーの中にはお酒好きがいて、夕食時にはかなりの量のお酒を飲んでいました。その中の一人が、朝挨拶した時に、こめかみを抑えながら「・・・hangover・・・」という言葉を発しました。 この時始めてhangoverという単語を聞いたので、その瞬間は意味がよく分かりませんで

論文に使う接続詞 HoweverとTherefor

大学教員に求められているのは、ジャーナル(英語による学術誌)への論文掲載です。論文の数が全てではありませんが、権威のあるジャーナルへの掲載は、”業績ポイントが高く”なります。 論文の文章表現は、通常の文章と違って少し堅苦しい感じになります。私が初めて英語の文章を指導教員に添削してもらった時、「英語の論文では原則、IやWeのような人称代名詞は使わないんだよ。基本的には”モノを主語にした受動態”にするんだよ」と教えられました。最近の論文は堅苦しい表現を避ける傾向があるようで、I

英語の語幹 ”-ness”と”-ess”

共通の意味を持つ英語の語幹には、様々なものがあります。今日紹介するのは、綴りは似ているけど意味が違う語幹のnessとessです。 nessは、状態や性質などを表わす抽象名詞にくっ付く語幹です。よく目にする単語には business(ビジネス)などがあります。これはもちろん、busy(忙しい)+ness(状態)からできた単語です。その他にも、darkness (暗さ)、fitness (健康)、happiness (幸福)、illness/sickness (病気)、s

英語の疑問文や否定文にdoやdoesが出てくる理由

中学校で英語を習い始めて少し経つと、一般動詞というのが出てきます。この文法用語には、個人的には異論があります。それは一先ず置いておくにしても、肯定文には一般動詞しか出てこないのに、疑問文や否定文になると、どこから現れたのか、doやdoesが急に出てきます。簡単な例文で比べると次のようになります。  肯定文:       You go to school.  否定文:       You do not go to school. (You don't go to school

英語は”チャンク”が大事

チャンク(chunk)とは、塊という意味です。タイトル画は、ス〇バなどでよく見るチョコチャンククッキーで、少し大きめのチョコレートが塊で入っているため、そう呼ばれています。このチョコの塊が、このクッキーの美味しさの秘密ですが、英語でも塊が重要です。 ”ありがとう”を意味する"Thank you." は、thank と you の2つの英単語から構成されますが、別々に覚えずに、一塊として記憶していると思います。ごく大雑把に言えば、この一塊の英単語の組がチャンクです。 比較的

All we need is a little more …

車での通勤途中ではFM放送(FM福岡)をよく聞いています。今朝の番組中で、スローテンポな洋楽が流れていて、”All we need is …”というフレーズが聞えてきました。この英文は受験に出てきそうなフレーズで、” All we need is a little more ”までは聞き取れたのですが、その後が聞き取れませんでした。 よくある例文だと、”All we need is love.”(=我々に必要なのは愛/愛こそすべて)となるので、この後に続く単語はloveな

前置詞が重要です。 "up"の語感

たまには、苦手な英語の話をしてみます。英語の習得には、前置詞の正確な理解が必要です。しかし、日本語にない前置詞の存在は、とても苦手です。英語の前置詞は、意味的には”に”や”が”などの助詞に相当します。ただし、日本の助詞に具体的な意味はありません。しかし、英語の前置詞には明確な意味やイメージがあります。日本人は前置詞を補助的な物と考えていますが、前置詞こそが重要なのです。 全ての前置詞が重要なのですが、とくに重要な”up”について例を挙げて説明します。go up/down の

"stoping"と"stopping"

今回は、少しレアな英単語を紹介します。この単語は、資源業界ではよく使われますが、通常の生活で使うことはまずありません。今日のタイトルの先頭の英単語”stoping”がその単語です。ちょっと英文法に詳しい人なら、「stopingは間違いでstoppingじゃないの?」と思われたことでしょう。しかし、どちらも間違ってはいません。 この両単語は、ある動詞の現在分詞(-ing型)です。先頭のstopingの原型はstopeです。stopeは採掘関連の特殊な単語で、鉱石などを”階段式

究極の I don't know.

人に教えるほど英語は得意ではありませんが、最近仕入れた英語の高速話法の話題を提供します。 「私は知らない」という意味の英語 I don't know. は、英語が得意でない人にもよく知られた表現です。”私は知らない”という英語表現は、丁寧な表現から砕けた表現まで合わせると、20種類くらいあるそうです。簡単な例で言うと、I have no idea. や Who knows? などもその表現に当たります。 I don’t know. の発音を日本語風に書けば”アイ ドント