2021.12.19 日経1面より

高島屋 営業黒字に

7四半期ぶり!

記事まとめ

・高島屋は2021年9月~11月期は10億円の黒字になった

・7四半期ぶり

・百貨店の業績が上向いてきた

(結論)

これから先はよくわかりませんが、コロナが少し落ち着いて買い物を楽しむ顧客が増加。良い事ですねー。

客足が増加しているのは経済的に良い事ですね。

高島屋の業績を少し広めに調べてみようと思いましたが、今回の記事にある四半期報告書がまだ出ていない。日経新聞の情報の方が早かったということですか。とりあえず過去の推移を見ました。

高島屋(2月)売上 経常利益 利益率

2021年 6,808億円 △136億円△2.0%

2020年 9,190憶円  232憶円 2.5%

2019年 9,128憶円  312億円 3.4%

2018年 9,078憶円  386億円 4.2%

2017年 9,236憶円  372億円 4.0%

従業員4,478名

2021年の業績が悪すぎますね。コロナの影響を全面で受けたのでしょう。FCFを見てみます。

FCF(営業CF+投資CF)2021年2月

2021年  166億円

2020年  171億円

2019年 △179憶円

2018年 △254億円

2017年  331億円

赤字でもキャッシュを獲得できていますね。なぜか。

営業CFが437億円で、そのうち売上債権増減のCFが151億円プラス、営業CF全体プラスとしては貢献度が大きいですね。

ただ、売上が減少しているので、売上債権が減少。そのためCFはプラスになったというのが本質でしょう。CFプラスの理由としてあまり良い動きじゃないと思います。

あともう一つは、CFプラスの要因で大きいのは新型コロナウイルス感染症による損失という項目で103憶円プラスになっています。有価証券報告書には、政府や自治体の要請を受けて休業したことにより発生した固定費とあります。PLでは特別損失ですがCFがプラスという事は、現金支出を伴わない損失だったという事なのでしょうか。ちょっと分かりにくいなぁ。

いずれにしても、コロナの影響力が凄いのは理解出来ました。

百貨店の市場規模はどうでしょうか。その辺のサイトから調べてみました。対象企業は22社

市場規模は3.8兆円。

売上規模では、1位三越伊勢丹HD8,160憶円、2位高島屋6,808憶円、3位セブン&アイHD4,191憶円でした。

※関西スーパーと結婚したH2Oリテイリングは第4位で3,477憶円です。

ざっくり昨年まではこんな感じだったようです。コロナ明けという意識が徐々に強まっているので、ちょうどこれからの買い物客を上手に取り込む事が回復の鍵ですね。日経新聞の記事にヒントが!

コートなど冬物衣料が好調。女性向けの靴や外出着、バッグなども売れている。宝飾品や美術品といった高額品も堅調だ。

ふむ。

季節的な衣料品が好調なのはわかります。女性向けの商品が売れているのはなぜだろう。ここからは仮説ですねー。

(仮説1)

クリスマスプレゼント?少し早く用意したい人がいたのかな。コロナがまたいつどうなるかわからないので、買える時に買っておこうと。

(仮説2)

今まで買い物を我慢していた女性の買い物エネルギーが爆発した。

どっちもありそうだなー。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?