2021年 12.21日経1面、3面

今年度補正予算

35兆9895億円

記事まとめ

・過去最大の補正予算(よく聞きますが…)。

・21年度の歳出(支出)合計は当初と合わせて142.5兆円。

・財源不足は22兆580億円の国債を発行して対応する。

・21年度の新規国債発行額は当初予算と合わせて65兆円となる。

・コロナ対策18兆6059億円。

・コロナ後の経済活動の再開に1兆7687億円。

・首相が掲げる「新しい資本主義」の起動に8兆2532億円。

・10万円給付に1兆2162億円。

記事をまとめてみましたが、これが問題なのか問題じゃないのか、判断軸が自分にはないことがわかりました!涙

よく言われているのは国債の発行額が将来の自分たちの借金になって、次の世代に返済を先送りしている!という論点を聞いたことがあります。

この辺よくわかっていないんですよ。そういうわけで今から勉強します。

まずは国債の発行残高がいくらか見てみます。

(国債発行残高の推移:財務省)

平成30年 966.3兆円

令和元年 977.8兆円

令和2年 1,105.2兆円

令和3年 1,129.9兆円

コロナの影響でしょうか、令和元年から令和2年の増加幅が大きいですね。

(まずは、国という概念を分解)

国債は誰が発行しているのでしょう。国という事はわかるのですが、国という概念をもう少し分解してみます。

まず、前提として日本は法治国家であるという点を置きます。

・日本は法治国家であり法律で支配(?)されている。法律とは国会議員が賛成多数で可決された法案のこと。

・法案は国会議員と内閣(各省庁)が作る。

(参議院のサイトでは法律案を提出できるのは、国会議員と内閣とあります。)

・国会議員又は内閣が作成した法案を国会で賛成多数が得られた法律、となりそうです。

国=法律+人。こんな感じでしょうか。

(国債は誰が買っているの?)

保有者別内訳_日本銀行資金循環統計より

・日本銀行44.1%

・銀行等16.8%

・生損保等18.0%

・海外13.2%

実に8割以上が国内で購入されています。海外比率は13%です。

これは何を意味しているのか。一般家庭に置き換えてみます。

お父さん(国)に10万円の借金があったとすると、お隣(外国)さんから借りているのが1万3千円。同居家族(国民)から借りているのが8万7千円。

国民(奥さん、子供)は借金ではなくて、国(お父さん)に債権を持っている事になります。

お父さん(国)だけが借金しているわけです。

国民が納税したお金をためて、国は借りている人に利子をつけて返す、お隣さんにも返す。こんな流れです。

(結論)

・国債は国が負うべき借金。国民は債権を保有している。次の世代に借金を先送りするというのはお門違い?

という事になりますでしょうか、、、少しもやもやしていますが、時間をかけて整理していきたいです。

(参考資料:国債の種類)

普通国債と財政投融資特別会計国債に区分されますが、金融商品としては同じものです。

(普通国債の種類)

・建設国債

・特例国債(赤字国債)

・年金特例国債

・復興債

・借換債

それぞれ目的があるようです。

(財政投融資特別会計国債(財投債))

財投債は、財政融資資金において運用の財源に充てるために発行され、その発行収入金は財政投融資特別会計の歳入の一部となります。

ただし、財投債は、その償還や利払いが財政融資資金の貸付回収金により行われているという点で、主として将来の租税を償還財源とする普通国債とは異なります。

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