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わけもんの主張

 都城市と三股町の選挙管理委員会が主催する「第18回 わけもんの主張都城北諸県大会」に行ってきました。若者が選挙や政治に関して、日ごろ考えていることを意見発表する大会です。

発表者名簿

 発表者は8名でした。1名は都合により欠席だったようです。 

発表中の様子

 原稿は暗記不要とのことでしたが、このようにステージに立ち、一人で発表するので、とても緊張したのではと思いましたが、皆さんじつに堂々としていました。

島本さん~自分の学校でスマホを使ってアンケートを取り300人から回答を得たそうです。(さすがネット世代です。)投票に行こうと思うか。どうしたら投票する人が増えると思うかなど尋ねたようです。マイナンバーカードの利用や顔認証などを使ったネット投票を提案しました。
清水さん~若者が選挙や政治に主体的に関わらない理由について、若者が政治を学ぶ機会が不足していること、若者はほとんどSNSから情報を得ていること、政治の用語が難しいことなどについて述べ、最後に「政治が自分たちの未来を決める。」と力強く発言しました。
長曽我部さん~冒頭で議員のイメージが悪い(裏金問題など確かにそうかも)ことに触れ、選挙年齢を18歳に引き下げても、本質的な問題が解決されなければ投票率は上がらない。選挙カーで愛想よくあいさつしても、その人の何が分かるのかと一喝したあと、生徒会長としての経験も踏まえ、もっとしっかりした取組を議員に求めました。
日髙さん~選挙制度の歴史に触れ、普通選挙制度は誰かが与えてくれたものではなく、国民の力で勝ち取ってきた大切な権利であることを力説しました。政治に対する理解をどのように深めていくかについても触れていました。
川島さん~議員インターンシップ、政策立案コンテストに参加した経験を発表してくれました。(すごい経験です。)それらを踏まえて、自分が目指す翔学校(しょうがっこう)の創設の夢を話してくれました。アプリを活用した宿題、授業システムのあり方、交流スペースの設置などたくさんのアイデアがありました。
ブランドウズマさん~冒頭、カップラーメン1杯の値段すら知らない国会議員の話題から入りました。(そう言えば、1個400円くらいかと言った首相がいましたね。)プラザ合意、バブル経済、バブル崩壊などの歴史的経過をもっと議員は学ぶべきだし、選ぶ国民も政治、経済に関する勉強をすることも力説しました。政治に対する教育の重要性を強く述べていました。
木下さん~紀元前の建築物の落書きにもあったとされる「最近の若者は・・・」という大人の発言を引き合いに出し、大人には若者の意見を受け入れる責任があることや発言が届かないと嘆く若者がいることを発表しました。これは、「できる」「できない」ではなく「やるか」「やらないか」だとも力強く発言しました。
大山さん~生徒会選挙と議員の選挙とを比較しました。生徒会選挙だと直接選挙演説を聴くことができるし、身近な問題でもあるので関心もある。公約の実現性についても生徒間で議論になるなど、投票率が高くなる要因がたくさんあることなどから議員の選挙のあり方について考えを述べていました。

 毎年、聴いている「わけもんの主張」ですが、年々内容がレベルアップしています。選挙や政治に対する課題や提案も実にたくさんあり、私自身反省させられました。最近休みがちだった、このnoteでの情報発信も反省したことのひとつです。若者向けのSNSを使った発信にも頑張らなくちゃ!と思うことでした。

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