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気持ちよく人を動かす方法

昨日の引き渡しで、お施主さんに「上田さんに依頼してよかった」と最高に嬉しい言葉をいただいて、モチベーション上がりまくっている上田です。

自分の良いと思うものを作って、お客さんに喜んでもらえる。建築家っていい仕事だなと改めて思いました。

今日は、気持ちよく人を上手に動かす方法について書こうと思います。

建築の設計をしていて、「人を上手に動かす」と言えば、まず職人さんだと思います。基本的に、工事現場においてメインで動いていただいている職人さんたちの技術なしにして、良い建築はつくれません。

設計の仕事は、図面を書いてそれ通りに施工されているか監理することではありますが、時には図面に反映できていないことや、工事中に「もっと良くなるのでは」と思い変更してしまうことがあります。

図面と違うことをお願いするのですから、職人さんに嫌がられることももちろんありますし、スタッフにも「図面と違うのこやるんですか?」なんて言われることもあります。

職人さんやスタッフに嫌がられることを避けるのが目的ではないはずで、一番の目的はお施主さんに喜んでもらうことなので、良くなる変更は工事が進んでいる中でもやった方がいいと思っています。

設計や元請けの仕事をしていると、職人さんに「こうしてください!」と頭ごなしの指示を出している人が多いかもしれませんが、良いものを作ってお施主さんに喜んでもらうことが目的なので、職人さんにも気持ち良く変更してもらえるようにお願いすることが大切だと思ってます。

気持ち良く変更してもらうには、きちんと理由や思いを丁寧に伝えて「しょうがないなぁ」と変更してもらうことをする必要がありますが、そんな中で良く使うキラーフレーズが「あなたにしかできない」です。

「こういった理由で変更したいと思うんだけど、〇〇さんにしかできないと思うんですよ。」とか、「〇〇さんだからお願いするんです」といった感じです。

頭ごなしに指示をして、嫌な気持ちで作るものより、気持ちよく作業してもらった方が出来上がりも良いものになるはずです。

特に建築の仕事は、一人ではできないチームでする仕事だからこそ、目的を達成するために、全員で前を向いて進めることが大切です。

良いものを作って、最後に「頼んでよかったと」言ってもらうためにも気持ちのいいものづくりを心掛けたいと常に考えています。


ということで、今日も学びの多い一日でありますように!!

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