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料理から学んだクリエイティブ思考

昨日の夕食に作ったハンバーグが好評で、「肉汁まで飲み干したいー」て美味しそうに食べてくれた子供達を見て、料理にハマりそうな上田です。
先週作ったパパパエリアに続いて、パパハンバーグもレパートリーに加わりました。

今朝は、料理から学んだクリエイティブ思考について書きたいと思います。

最近は、休日はなるべく料理をしようと思っているのですが、その理由が家族を喜ばしたいからだったり、拘った料理に挑戦してみたいからだったりします。

仕上がりをイメージする

ハンバーグと言えば箸をさした時に肉汁がジュワーと溢れ出すあの感じが食欲をそそりますよね。昨日作ったハンバーグもそれをイメージして作ることにしました。

イメージが固まったら、レシピを探します。もちろん、ハンバーグのオリジナルレシピを持っているはずもなく、ネットで”肉汁 ハンバーグ”と検索しましたよ。肉汁ハンバーグのレシピも色々あって、牛脂をいれるもの、マヨネーズをいれるもの、何もいれず肉汁を閉じ込めるものなど様々です。

で、今回選んだのは、何もいれず肉汁を閉じ込めるもの。

コンセプトを貫く

肉汁ジュワーを実現する為には焼く前に肉を温めないことが大切です。

・炒めた玉ねぎは混ぜるまでに冷ましておく

・肉と塩を混ぜる時も手を使わずにスプーンを使う(手を使うと体温で脂が溶けてしまう)

・材料を混ぜ合わせ、手でこねる時は保冷剤で手を冷やしてからこねる

・片面焼いて、ひっくり返す前にハンバーグの真ん中あたりに氷を押し込む

普段、よくハンバーグを作られている方からすると、当たり前だと言われるかもしれませんが、肉汁を閉じ込める為にここまでするかってくらいの徹底ぶりですね。

全ては喜んでもらう為に

ここまで徹底して出来上がったハンバーグは、狙い通り、肉汁ジュワーの美味しいハンバーグができました。冒頭書いたように、家族みんな喜んで食べてくれました。

理想のハンバーグのイメージを描いて、そのハンバーグを実現する為に、コンセプトを貫いて作りあげる。そして、イメージ通りのハンバーグができ、食べてくれる家族に喜んでもらう

この流れって建築を作ったり、商品をデザインする思考と同じですよね。

住宅を設計する時も、ご要望から住宅の全体像をイメージし図面化しコンセプトを貫いて詳細を考えていくことで、良い住宅を作りあげることができます。そして、最後はお施主様に喜んでいただくことが目的です。

料理するときに、レシピ通りの塩の分量だったら、子供達がからく感じたらいけないから、少なめにしたり、アレンジしますよね。こういう感覚って他のクリエイションでも大切だと思ってます。

つまり、出来上がるもののクオリティを保ちながら、その先にある食べて(使って)もらう人のことを考えて作ること、こういう思考は全てのものづくりに当てはまる大切なことだと思います。

さらに先を考え、オリジナリティを出す

美味しい!と言って食べてくれている家族をみながら、このハンバーグの材料をもっと拘ったり、違うものを加えたりしたら、どうかな?それに合うワインを厳選してみるのもいいなとニマニマしながら考えていました。ハンバーグとワインに拘ったお店作ったら流行るかな?とかまで考えてしまうちょっとできただけで妄想が膨らんで、調子に乗ってしまう上田ですが、挑戦してみて、そこで感じたものや気づきを転用したりアレンジすることでオリジナリティを生み出せると考えてます。

レシピ通り作って、上手にできたことに満足するだけで終わるのではなく、そこから先の展開を妄想することで、オリジナルのものを作ることに繋がるのではないでしょうか。

建築でも、材料を厳選したり、ディテールを拘ってオリジナリティを出したり、照明やインテリアで空間の雰囲気を整えたりすることで、独自の世界観を作りあげることができますが、それも同じ思考だと思います。

料理って、手軽にできるクリエイティブの塊なんだと改めて学ぶことができた週末でした。


ということで、今日も学びの多い一日でありますように!!

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