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接客に必要な演技力

昨日、住宅のラフプランを2件まとめている最中にもう1件受注がきて、締め切りに追われる漫画家状態の上田です。

もうボチボチ一人ではこなしきれないので、これを期にスタッフをデザイナーとして育てていくことを決めて動いています。

今日は、接客には演技力が必要というお話を書こうと思います。

先週の週末のお客様との打ち合わせに、設計スタッフを同席させました。当然将来デザイナーとして頑張ってもらう人材です。一緒に接客するのは初めてでした。

少し緊張しているスタッフに、社長は「接客は演技力だから、できる人やとゆうことを演技すればいい。」と言ってましたが、まさにおっしゃる通りです。

いくら接客したことなくても、名刺には建築士の資格が書いてあるので、お客さんからすると、信頼できる人という印象はあるはずです。いくら接客をしたことなくても、信頼を落とさないためにも演技することは大切です。

その場で分からないことがあっても、「なるほど、わかりました資料準備しますね。」とか言ってさらっと流して、あとで必死に調べるようにすることって大事なスキルだと思います。

これって、信頼してくれて、仕事を依頼してくれているという意識をもつことなんだと思います。信頼してくれているのに裏切りたくないって強く思えるかどうかってことだと思います。

そのためには演技力ってすごく重要だなと改めて思いました。

設計って技術職なので喋るのが苦手なんですが、お客さんと打ち合わせするときなどどうやったらうまく喋れるようになりますか?と聞かれることがありますが、やはり演技力ですよね。あとは、喋れる=饒舌だと思わないことだと思います。

もちろん、饒舌に喋れるといいのだと思いますが、あまりペラペラ喋りすぎると逆に信頼してもらえない場合もあるので、設計職の場合だと、喋る技術より、お客さんの目の前でささっとスケッチを書いて要望を見える化してあげた方がいいと思います。

必要なことを的確に回答して、スケッチを書いて要望を見える化することが、設計職の最高の接客じゃないでしょうか。
あとは、これに少しの演技力と雰囲気を創る力があれば問題ないと思います。

雰囲気を創る力というのが出てきたので、そのことも書いていきます。
打ち合わせの雰囲気ってすごく大切ですよね。家の間取りのことやコーディネートのことを打ち合わせするときってお客さんもワクワクしていると思うので、楽しい雰囲気を出す方が良いでしょうし、逆にご契約のときなんかはあまり笑わず、真剣な雰囲気を出すべきだと思います。

昔、打ち合わせ中にお客さんが悩み出して、一緒に悩んで黙りこんで、挙句の果てにはため息を漏らした人もみたことがありますが、(あとでそのことを指摘すると「気づいてませんでした」と重症な回答をしてきて返す言葉が見つかりませんでした)打ち合わせを良い雰囲気で導いてあげることはプロとして基本だと思います。

ディズニーランドのアトラクションをアテンドしてくれるキャストのように打ち合わせをアテンドして行く気持ちは必要だと思います。

あのキャストさんたちも演技でしょうし、他にも、アパレルショップの店員さんや飲食店の店員さんなどもお店のコンセプトに応じて演じながら接客していると思います。

自分が接客が初めてだとか、知識がないとか、みんなコンプレックスはあると思います。また、どんなに経験豊富であってもイレギュラーも多々あります。だけど、お客さんから見ると僕たちはプロなんです。頼みたいと思ってくれて、気持ちよく任せてくれるプロを演じる。そんな演技力を身につけていった方がいいですよね。というお話でした。


ということで、今日も学びの多い一日でありますように!!





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