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相手のスピードをコントロールする打ち合わせ術

コロナの影響で世の中の変化が加速しまくっているので、僕の仕事のスピードも加速させて、通常一週間スパンの打ち合わせを3〜5日スパンに短縮してたところ、後戻りが多くなってしまっている。飛ばしすぎの上田です。

今朝は、仕事のスピード感覚の話を書きたいと思います。先日、『仕事のスピードをあげる方法』については書きましたが、今回はスピード感覚のお話です。打ち合わせ時(商談時)の少しテクニカルな内容になります。


現在、計画中の住宅の初期段階の打ち合わせ(間取り、金額など)をしている最中ですが、先週金曜日に打ち合わせをして、今週火曜日に間取りと金額を最終提示する予定で作業を進めていました。
作業日数は中3日です。その間も打ち合わせなど入っているので、時間で考えると約2日です。

コロナ高速モードに入っている僕は、プラン修正や見積もり、各所の調整を翌日の土曜日1日で終わらせ、他のプロジェクトを進めようとしていました。(コロナ高速モードって。。)そんな中、日曜日の夕方にクライアントから連絡が入り、「やっぱり部屋を大きくしたいんだけど。。。」とのこと。

「まじか!? もう出来上がってるやん!」と正直思いましたが、そこは、グッとこらえて、クライアントに喜んでいただくため、昨日ご要望のプランを作りあげました。

実質、時間をロスしたことになるのですが、ここに大きな学びがありました。

それは、僕の仕事のスピードと、クライアントの思考のスピードの差があったことです。それに気づかずにコロナ高速モードの僕は自分のペースで作業を進めたために、2回も図面を作ることになってしまいました。

今回のクライアントとのスピード感覚のずれを改善するために考えられることはこの3つ。

①相手の生活パターンから、間取りを検討するタイミングを掴む

②先にこちらのスケジュールを伝え、変更を受付できる期日を決める

③打ち合わせ時に、相手が我慢していることを察知し、こちらから提案する

まず①、例えば土日が休みの共働き夫婦の場合、平日は忙しくあまり家づくりの話が進まないことが多いので、週末ゆっくり話すだろうと想定できます。

そして、②は自分で誘導できるので、やったほうがいいですね。
例えば、「今週一週間、間取りをよく見てもらって、次の月曜日までに、変更点あればお伝えください。そこからプラン修正します。」って感じです。

最後③は、この我慢しているってところは、だいたいお金の不安(予算オーバーしてしまう)が大きな要因になっています。ここで我慢させたままだと、後になって、話が覆る可能性があるので、「見積もり出しますよ。金額見てから決めませんか?」などと、こちらから我慢しているところをまず解いてあげることが大事です。金額を見てもらって決めていただくと、後から覆ることはほぼありません。

きちんと、相手に寄り添って誘導してあげることで、相互のスピード感覚を合わすことができ、打ち合わせ(商談)をスムーズに進めることができますし、その瞬間の手間は少しかかりますが、後戻りすることが少なくなると思いますので、無駄な時間をかけることが無くなります。

時間を無駄にしてしまうパターンはというと、

①相手に丸投げし検討してもらう

②こちらの考えのみで強引に決めさせる。

が考えられます。

逆に、この2つはなるべくやらない方がいいと思ってます。

①は相手の決定までのスピードが読めないまま進んでしまいますし、②は相手がついてこれなかったり、モヤモヤしたものが残るでしょう。

このように、スピード感覚を身につけ、相手のスピードをコントロールしながら、打ち合わせを進めることが大切だと学んだ一日でした。

今日の打ち合わせをバッチリこなして、3日後には契約しようと思います。


ということで、今日も学びが多い一日でありますように!!



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