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自然の中での建築のあり方

昨日は松山市堀江のラドビさんでランチミーティングでした。オーナーさんからたくさんのワクワクするお話を聞かせてもらいました。そして、何よりラドビのロケーションが最高すぎて、異国気分を味合わせてもらった上田です。

今日は、自然の中での建築のあり方について書こうと思います。

極論、圧倒的な大自然の中では建築はその存在を消している方が豊だと思います。

昔、雑誌の取材で、お金がいくらでもあったらどんな建築を建てますか?と聞かれた時に、「建築ではなく圧倒的な大自然を買います」と答えました。

ライターは面食らっていましたが、僕は結構真剣に思っています。

どんな仕様が良く、設備が良い建築を作ったとしても、ラドビさんのテラス席ような海を一望できるような爽快な環境にはかなわないと思います。

これまでもnoteで建築の設計は環境を作ることだと書いてきましたが、やはり極上の環境は自然そのものだと思いますし、建築の永遠のテーマが内部と外部の境界を曖昧にすることだったりすることからも解りますよね。

住宅と自然の関係

住宅を設計する際に、多くのお施主さんから出てくる要望の一つにリビングと繋がったウッドデッキ、そして庭でBBQというのがあります。

多くの人の中に自然や外部の環境は心地良いという意識は確実にあって、僕たち設計を仕事にする立場としては、外部環境との建築の関わり方は必ず考えなければなりません。

家の中での暮らしを考えた時にでも、あーいいなーと思える環境は綺麗な景色が見れたり、自然素材の床に腰をおろして、心地良い風邪を感じることだと思います。

建てないという建築

建築の設計をしていると、どうしても建物を建てて、その意匠性(見た目のかっこよさ)を考えがちですが、本当に大事なのは、自然を感じられる環境作りだと思います。

めっちゃ絶景の山間に建築を立てるのであれば、もしかしたら建築を作らずに景色の良いところにベンチをデザインしてあげることが最高の環境作りになったりします。もしかしたら、寝っ転がれるデッキスペースも良いかもしれません。

逆に建物に囲まれた敷地であれば、囲まれた中から、自然を感じれる部分を見つけ出し、その部分を際立たせる建築を考えるべきだと思います。


今日は自然と建築のことについて書きました。

これから、どんどん気温が高くなっていきますが、暑い中でも自然を楽しめるような環境作りは建築家の使命になりますね。


ということで、今日も学びの多い1日でありますように!!





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