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13歳からの地政学

登場人物は、高校一年生の大樹という少年と、中学一年生の妹の杏。
そして、カイゾク。笑
なぜ、カイゾクなのかは、読んでみてください。
『きみのお金はだれのため』と似たような展開で、3人のお話から進展していく非常に読みやすい本でした。

世の中知らないことだらけ

単純に知らないことが多すぎて、それを知ることだけで楽しい。
例えば、
 ・海を支配することの重要さ
 ・核ミサイルはどこにあるか
 ・国の位置によって外交が決まること
 ・アフリカが発展しない理由
 ・なぜ、アフリカ産のチョコレートを見かけないのか
 ・遠交近攻というテクニック
いろいろな人の視点を地球儀上から見ることができて、非常にイメージがつきやすかったです。

ユメハラについて

この本の中で、「夢がないのは悪いこと?」という項があります。
自分が所属している支部の目指すべき子どもの姿には、「夢を持つ」という文言が書かれている。
小学生の卒業式で夢を発表させるところもあるみたいだけど、夢を持っていないことが悪く思えるようにしたらダメだなと思う。
「夢」ではなく
「将来、どんな自分でありたいか」だから「今、どんな自分でありたいか」という流れが大事なんじゃないのかな。

若い頃からなりたい職業があるというのは素晴らしいことだ。そこに向けて、よそ見をせずに進むことができる。君のようにまだ決まっていないこともまた素晴らしい。様々な分野で学び、いろいろな角度から世界を見ることができるからな。

13歳からの地政学 KindleP178

これまでの3ステージを生きるわけではない、マルチステージを生きる子ども達には、「学ぶ」という楽しさや大切さを伝えていくことが大事だと思います。
「今、こんな自分になりたいから、これを勉強しよう」と考えられる生徒を育成していこう。

カイゾクからの最後の問題

カイゾクの最後の質問。
「自分にとっての世界の中心はどこだろうか?」
この質問は、自分も一生懸命考えました。
こんな問いを投げかけられる教師になりたいなと思います。
それには、日頃から「何を考えさせたいか」がしっかり考えられており、「考える時間を与える」ことができないといけないなと思います。

表紙画像の工夫

本のイメージに近づけるようにプロンプトを検証&実験してみました。
プロンプトをいじるとどのように変化していくかを考えると面白いです。
ちょこちょこ継続していこうと思います。

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