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細くてマッチョな会社

 僕は会社を"細くてマッチョな会社"にしたいと思っている。支援以外のやらなくてもいいことや必要ない物を極力省いていくイメージだ。これは探してみると意外とある。
 なぜそう思うかというと、スタッフとご利用者の利益を最大化したいからである。
余計なコストや時間はできる限り取り除いてスタッフとご利用者に還元していきたい。

 書類の電子化、RPA、社会保険の電子申請など、これまでに取り組んできたことはいろいろあるが身近な業務でいうと掃除である。
 グループホームの全フロアに掃除機をかけようとすると1時間はかかる。それをお掃除ロボットのルンバに代わりにやってもらうと相当な時間が浮く。
 ルンバに全任せはできないのだけど、補助という感じで使っている。

 こんな感じで機械化、簡略化することで、1分でも2分でも何かしらの業務が短縮できるなら検討していく。細かいことだけどその積み重ねが大事なのだ。
 その浮いた時間はご利用者への直接支援に充てたり、スタッフ間でミーティングをしたりすることでサービスの質が高まる。

 一方、スタッフは人員基準より少し多めにいた方がいい。その方が手厚いサービス提供ができることもあるし、研修参加、有給休暇や慶弔休暇の取得、出産や育児休暇など、社員パート計60名くらいの規模でもいろいろある。
 少し多めにいるとそんなことにも対応できる。いくつか事業所があると、事業所をまたいで協力することもできる。

 ご利用者とスタッフの満足度を高めていくには、人材と業務にかける労力を適当なものにしていく。すなわち、細くてマッチョである方が良いと思っている。
 それを磨き上げていくと、贅肉を削ぎ落としたアスリートの肉体のような会社になれるのかもしれない。

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