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訪問介護は素晴らしい

 当社で提供している障害福祉サービス(グループホームと生活介護)のご利用者の支援計画を考える時、いろいろな"制限"にぶつかる。
 例えば何かのイベントにご利用者を連れて行ってあげたいけど、スタッフの都合がつかないとか、事業の目的に沿ってないから出来ない、といった具合だ。

 それぞれの事業の目的があるから仕方ない、と言われればそれまでだが、ご利用者にたくさんの体験をしていただきたい!と思う支援者側の願いもある。
 障害があると体験できるコトが少なくなってしまいがち、らしい。

 そこで障害者が使える福祉サービスの中に、訪問介護事業所が提供する外出支援がある。これが本当に素晴らしい。
 どう素晴らしいかというと、1人のご利用者に1人の支援者がつく、そしてご本人の行きたい場所、やりたいことを手伝ってくれる。施設でありがちな"施設都合"、"支援者側都合"というものが無いのだ。

 さらにご利用者のお宅の中に入り、入浴介助などの支援も入ってくるとご家族ともかなり密にコミュニケーションがとれる。
 仲良くなればご本人のこれまでの歴史やこれからの展望、悩みなどについて聞かせてくれる。これは一人の支援者としても事業運営側としてもとても貴重なお話だ。

 僕は2006年から2011年までの5年間、訪問介護事業所で働いていて、このようなご家族からの話はとてもありがたかった。今の僕のベースになっていると思う。

 その中で「通所事業やグループホーム事業があったらいい!」という声を聞いて起業するに至ったし、とても未熟な僕を温かく見守り育ててもいただいた。
 そんなこんなで僕は障害者支援に貢献したいと思っている。

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