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成功体験が僕たちを変える

田中ひではる

 会社設立10年目で経営理念を変えようと思った。たまたまなんだけどそういう時期なんだろう。加えて経営理念を変えることにもなんの抵抗もない。時代やその時の情熱で変わるもんだと思ってる。

 今までは「私たちは障害者の生活を豊かにします」って表現してたんだけど、「私たちは障害者がありがとうと言われる社会を作ります」に変えた。 
 ちょっと言い方を変えただけかもしれないけど僕を含めたスタッフたちがより具体的に行動に移しやすくするのが狙いだ。

 とはいえ「そっか!わかりました!」と言って行動してくれるのは極一部のスタッフだ。(実際に動いてくれているスタッフもいるのは嬉しいです、ありがとうございます✨)

 それは何故か?答えは簡単で、そんな基準で計画を立ててご利用者に喜んでいただいたことがない。すなわち成功体験がない。これに尽きると思う。

一般的には「ご利用者に喜んでもらえるサービスを提供しよう!」「機能訓練で身体機能を高めよう!」と計画を立てるのが一般的。
しかし今回は「ご利用者が誰かに貢献できる機会を提供しよう!」という発想だ。

 これを思い付いた時、社会福祉実践家の糸賀一雄さんが残した「この子らに世の光を」ではなく「この子らを世の光に」という言葉が頭をよぎった。
名言を残す偉人たちの言葉は洗練されている。余計な贅肉を削ぎ落としたアスリートの体ような言葉だ。

 障害者に何かをしてあげて喜ばれた!っていう支援者は多いかもしれない。しかし障害者がありがとうと言われるための機会を提供して「良い仕事をした!」「誰かに認められた!」って経験を意識的にした支援者は少ないと思う。

 だからどれだけ僕が「やろうぜやろうぜ!」って言って回ってもダメかもしれない。でもここは社長という立場を悪用させてもらい、最初は"やらせ"ようと思う。
それが会社の方針になったのだから。

 僕は人から言われて何かやるより、自分やチームから生まれた計画の方が圧倒的な動機に繋がると思っているので、これまでほとんど口は出してこなかったつもりだ。

 でも今回は半分強制でやらされてると感じるかもしれないけど、いろいろな挑戦をしてもらう。成功体験が人を変えると信じてる。
人間は自身の経験や本などから得た疑似体験からしか思考が生まれない。それ以外のことを知らないから。
だからそれまでは悪いけど独裁政権でいかせてもらいますm(_ _)m


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