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グループホームの余暇活動

 昨日グループホームのご利用者6人とマリホ水族館に行ってきた。思ってたよりみんな水族館自体を楽しんでいたし、天候にも恵まれ気持ちの良い外出だった。
 帰宅や自力外出が難しくグループホームで365日過ごされる方にとっては、事業所の提供する日中活動がすべてになるのでとても貴重な時間だ。

 この日はGWということもあり水族館には少しだけ人の行列があった。僕たち一同は並んで待つのが苦手な人もいるので、少し離れた位置で待機させてもらっていた。
 ご利用者の男性がちょっと大きな声を出すことがあり、行列の人達をビックリさせてしまうアクシデントはあったが館員さんのおかげでスムーズに入場できた。

 みんなで水族館に入ると色鮮やかな魚やクラゲ、エビなどがいて、目で追ったり水槽に手を伸ばしたりしながら一様に楽しんでいた。いつもはあまり歩かれないご高齢の方もいたのだが、この時は車イスを押し車代わりにして歩いていた。
 この人は普段「散歩に行きませんか?」などと言っても絶対に行かない人なのだが、目的があり楽しければ歩いてくれるのだ。

 こういった方はこのような日中活動を事業所が提供しないと身体機能は低下する一方だし、籠もりっぱなしだと精神衛生的にも良くない。
 身体機能が低下すると介護度は高くなり支援者もしんどくなってくるし、「こうなる前にもっと出来ることがあったのでは?」という後悔にも苛まれてしまう。
支援者はみんなご利用者の力になりたい、支えたいと思っているので、いろんなことが出来ないもどかしさは結構辛い。

 そのためにはやはり普段から人員は多めに配置しておかないとな、と改めて思った。
ちゃんと利益が出るなら余ったお金は人員確保や給与・賞与に回したい。利益は多い方がいいんだけど必要以上の利益はなくてもいい。

 今回もスタッフがしっかりと計画を立ててやってくれた。みんな本当に頑張ってくれているのでその姿を見ると僕も頑張ろうと思わせてくれる。僕も楽しめたし良い時間だった。

ちなみにマリーナホップは2025年3月に閉鎖されるらしい。

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