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妄想遊び(Collective Soul)

変な遊びを思い付きました。

好きなものっていうのは、それについてしょっちゅう考えてしまって時には妄想したりしますよね。わたしにはいくつかそういうものがあるのですが、Collective Soulっていうバンドの音楽を聞く度に、その音からその人達のあり様を昔から妄想してしまうのです。
っても大ファンでもないし、メンバーの名前も知らないし、アルバムを全部聞いているワケでもないのですが、中学生の時に初めて聞いてからこれまで節目節目で曲を耳にする度、「あ、こういう状態になったのかー」と勝手に彼らの状態をイメージしてニヤニヤしてしまうのです。
ちなみにわたしは一部の音楽を除いて、歌詞は全く頭に入ってこないので、純粋に音程と律動情報、気まぐれで仕入れた雑誌等の情報を妄想で繋いで楽しみます。

で、思い付いたというのは、
今はネット上で調べるとそれなりに有名な人達の情報って細かいエピソードまでかなり出てくるではないですか。
なので、これまでわたしが彼らの音楽、情報(うろ覚え)を仕入れて出てきた妄想と、ネットに落ちている(正しい?)情報を答え合わせ?照らし合わせてみようと思います。なので、現時点では検索はせず、まずは記憶と妄想について列挙します。・・・何をしているのだか。

Collective Soulと妄想

わたしが彼らの音楽を初めて聞いたのは、中三の時、オーストラリアへ向かう飛行機に乗っていて、そろそろ到着しようかという時に飛行機のラジオ(?)のチャンネルをぐるぐる回していたら聞こえてきたShineという曲。

なんというか最初の印象は、ぶっちゃけちょっとダサ・・・ん?でもなんか気になる曲や・・・。
当時としてもなんか垢抜けない感じがして、ラジオの英語も何言ってるか全然わからないので、なんかローカルチャンネルでマニアックなバンドでも紹介しているのかなー、って思いました。

曲名もわからないまま、そのまま放置していたのですが、帰国後洋楽かぶれの友人のイヤホンから漏れて聞こえた音が
「あっ!あの時の!」
ってなって、イヤホン借りたら
「これだよこれ!これ何?」
友「Collective Soulだよ。billboardでも上位に入ってる。」
というワケで普通に当時のチャートに入っていた曲で、そんでその友人からCDを借りてカセットテープに録音(なつい)したのでした。

アルバム全体を聞いてて、なーんかストレートにはまる感じではないのだけれど、他ではあまり聞かないソフトでネットリしたギターの音作りが癖になるというか・・・。今思えば”歪んでいるのに優しい音”といった印象でしょうか。

その後、ギター雑誌に記事が載っていて、どうも彼らはどこかの同じ田舎町出身のバンドで、ギタリスト?がバークリー音楽大学で、ってのを読んで、
「確かに田舎者というか、独特な個性がいきなりヒットした、というストーリーなのかなー」
などと思っていました。

それから、新しいアルバムが出たので速攻でCD購入。代表曲December↓

ん・・・。嫌いじゃないけど何かピンと来ない・・・。
当時ギターを始めた頃だったので、冒頭のギターをコピーしたりしましたが、そんなにハマらず、一発屋だったのかな・・・って感じでその後チェックすることはなくなり、忘れてしまいました。

それからかなり年月が経って、大学で演劇サークルの音響をやっていて、しょっちゅうTSUTAYAに行って劇中の曲探しをしていた頃に、なんかふとCollective SoulのDosageというアルバムが目に留まって試聴。一曲目のTremble For My Belovedを聞いて↓

「これだよ!これ!」って感じで興奮してレンタルしてきて、MDに録音(なつい)しながら、アルバムに入っている小冊子を読んだら、どうもこのアルバムはセルフプロデュースとの事。(この記憶自体が妄想の可能性あり)
こっから妄想が捗るのですが、田舎から出てきたまま、純粋に音楽をやっていたらいきなりヒットしてしまって、それからわらわらと業界の偉そうな人に絡まれて、スケジュールに追われたビジネスライクで作業的な音楽を作らされて疲れ、自分自身を失い萎えてしまった。曲にも口出しされたのだろう。
で、何らかの紆余曲折を経て、自分自身の本来のあり方を見据えつつバランスを取って活動する方法を見いだして、音楽そのものの純粋さを保ちながらこのアルバムは制作されたんだ!このアルバムの音にはそういった精神模様が表れている!やっぱり彼らの本質的なところがわたしは好きなんだ!
と、勝手に感動したのでした。

数年経った2006年、mixi(なつい)にレビューを書いていて、
「このバンドの垢抜けなさには非常に好感がもてた。田舎から東京に出てきてはりきって下北に行きまくる、という王道の田舎者とは全く相反する純粋さを感じてしまう。勝手な妄想ですけど。」
ってのが残ってました。ひねくれてますね。

あと、ビバリーヒルズ青春白書に出演してこのアルバムの曲を演奏していたのを覚えています。

で、感動したのにその後わたし自身が腐ってしまって、音楽のみに限らず何事にも興味を持って行動することがない期間があり、また忘れてしまいます。

そして、音楽なんてただの遊びでしかないんだよな・・・みたいな腐敗を保ちつつも、表面上健康を取り戻したあたりの2011年、高円寺のうどん屋で食事をしていたら、店内のFMラジオでかかっている曲が非常に気にかかる。
そして、曲の終わり頃には
「Collective Soulだッッ!」
という確信を持ち、家に帰ってから検索したら案の定正解。
Welcome All Again↓

即iTunesStoreで購入(なつ・・・くない)。
こちらも当時mixi日記に興奮を残しているのですが、
中学の時から好きでしたが、やっぱキます。
しばらくギター弾いてなかったけど、引っ張り出してきてコピー。曲のチューニングが半音下げで、持っているギターがいつも半音下げチューニングだからすぐ完コピ出来て楽しい~とか、ボディビルけいおん部作って、アニソンボカロコピーを筋肉大きくして演奏したい。
などと意味のわからない発言を繰り返しており、やっぱり感動してる。

そんで、この曲が入っているアルバムタイトル「Collective Soul」なんですけれど、上述のピンとこなかったと評しちゃったDecemberが入っているアルバムも「Collective Soul」なんですよね。何だか過去のは間違えちゃったからまた同じ名前で本来のアルバムを制作し直したのかな、なんてまた妄想しました。

ありきたりな表現ですが、この曲が良い、ってだけではなくていつもアルバム全体が一つな感じで心に響くのです。
そして忘れても忘れても、何かの節目にわたしの心に入ってきます。ホント好きなんだなぁ。
今回この記事を書いているのも、新しいMacを買って古いMacのデータを色々移行している時に「あ・・・」て惹かれてファーストアルバムを聞いていたら、「今までの妄想を検索結果で答え合わせしてみようよ!」って声が聞こえたんです。

ここまで、記憶と妄想のみ書きました。ここから先はリアルにDuckDuckGo先生を訪ねて書きます。

DuckDuckGo先生で答え合わせ

ジョージア州ストックブリッジで結成されたバンドで、地元のラジオ局に大ヒットしたシングル『Shine』を含むデモテープを送りつけたところ、ヘヴィ・ローテーションとなり、全米各地へと広がっていった、ラジオからブレイクしたアーティスト。

ふむ。そんでShineはもちろん大ヒットしたのですけれど、次のわたしが萎えちゃったアルバム「Collective Soul(1995)」の方が商業的に成功しているみたいです。エェ・・・そうなんだ。

アトランティック・レコードは「シャイン」の人気に注目し、その後彼らと契約を交わした。コレクティブ・ソウルとの契約後、アトランティックはバンドの成功を利用しようと考え、すぐに1993年のデモ「Hints, Allegations, and Things Left Unsaid」を最初のスタジオ・アルバムとして再リリースすることにした。未完成のデモが新しいラインナップを代表することに抵抗はあったものの・・・

コレクティブ・ソウルはツアーの日程をキャンセルされ、元マネージャーのビル・リチャードソンと1996年まで続いた法廷闘争に呼び出されることになった。法廷闘争が続く間、バンドはストックブリッジにある40エーカー(16万㎡)の牛の放牧地の真ん中にある小屋に入り、レコーディングを始めた。ローランドが即興で作った曲をコンピューターに録音し、それが『Disciplined Breakdown』となった。この訴訟は最終的に和解となり、両者はその結果について話さないように指示された。

英語サイトを自動翻訳なので日本語が怪しいですが、これ時期的に「Collictive Soul(1995)」の時から確執があったと思える記述・・・。

”それからわらわらと業界の偉そうな人に絡まれて、スケジュールに追われたビジネスライクで作業的な音楽を作らされて疲れ、自分自身を失い萎えてしまった。曲にも口出しされたのだろう。”
妄想ほぼ正解! か?ww
で、法廷闘争の最中制作されたという「Disciplined Breakdown」、試しに聞いたことはあったと思うのですが、全く記憶に残ってないんです。

1997年にリリースされた『Disciplined Breakdown』は、チャートで上位にランクインしたものの、これまでの作品ほどのセールスを記録することはできなかった。

ここはわたしも世間と一致していますね。さらにわたしの嗜好をベースにした勝手な妄想ですがw、最初のアルバムがヒットし、各種業界の方々が次でも金儲けしようと色々モーションをかけてから二枚目のアルバムを出すと内容に関わらず商業的に数字がちゃんと動く、ということの典型に見えますね。

コレクティブ・ソウルはツアーから休み、1998年を通してほんの数回しか演奏していない。その代わり、レコーディングに専念していた。バンドにとって4枚目のアルバムは1999年、プラチナ認定を受けた『Dosage』である。ファースト・シングル「Heavy」は、メインストリーム・ロック・チャートで15週1位という新記録を打ち立てた。「Run」、「No More, No Less」、「Tremble for My Beloved」などのシングルがロックチャートで注目のポジションを獲得した。デュラン・デュランなどのプロデュースで知られるアンソニー・J・レスタがプロデュースした。

”アルバムに入っている小冊子を読んだら、どうもこのアルバムはセルフプロデュースとの事。(この記憶自体が妄想の可能性あり)”
記憶は妄想でしたww不正解!
ツアーを休んでいるあたり、まーもしかすると色々うんざりもしていたのかも・・・。

2004年、Collective Soulは独立したレーベルEl Music Groupを設立し、楽曲の制作と流通をより自由にコントロールできるようになった。

なんか全然違うタイミングだけど、結果的に妄想に近い動きですね。
”何らかの紆余曲折を経て、自分自身の本来のあり方を見据えつつバランスを取って活動する方法を見いだして”
半分正解?

コレクティブソウルは8枚目のスタジオアルバム、再びセルフタイトルのアルバムをリリースしたが、2009年8月25日に以前のレーベルであるアトランティックレコードの子会社であるロードランナーレコードから指定されたものであった。

これはもうあんまりよくわかりませんww
”この曲が入っているアルバムタイトル「Collective Soul」なんですけれど、上述のピンとこなかったと評しちゃったDecemberが入っているアルバムも「Collective Soul」なんですよね。何だか過去のは間違えちゃったからまた同じ名前で本来のアルバムを制作し直したのかな”
不正解!

終わりに

とゆーワケで、このバンド、好きなのに自分から突っ込んでいったことが少なく2009年よりあとの作品は全然聞いていないし、でも要所でグサッとくる、なんですけど、今回初めてちゃんとバンドについての情報をほじくることになりました。新しいの聞いてみようかな・・・。
でも、一番キモの妄想がほぼ正解なので満足。ってこのキモの部分ってぇ、音楽に限らずよくあるいつものパターンですよねぇ。素材になりそうなものを見つけたら、群がっていつもの業界の定型に持っていってお金生産機にする。
もちろんそれに潰される素材も、染まっていく素材も、うまくバランスを取る素材もあって。モノによってなのですが、その辺の動きが音楽から感動や興奮って形でブワッと伝わってくることがあって。
この人、ホントにこの曲作りたくて作ったのだろうか?とか、元気そうだなとか、オシゴト出来る人なんだなー、とか。ただただニヤニヤしちゃう、とか。
今考えたら、そういうのを感じている時って、幸せかも知れない・・!

最後に、色々検索してて見つけたオフィシャルサイト↓

http://www.collectivesoul.com/media-contact/

メンバー全員グラサンwww
謎ワインww

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