はじめに
「この仕事、誰の何の役に立ってるのかな?」と感じることは多いでしょう。それは、
“Bullshit Job”、すなわち「クソどうでもいい仕事」
かもしれません。今回は「クソどうでもいい仕事とは何か?」「何故クソどうでもいい仕事が生まれるのか?」などについて考えていきます。
ブルシット=牛のクソ
そもそも「ブルシット」とはどういう意味か?を改めて確認しておきましょう。
つまり「ブルシット」なジョブ=仕事というのは、まさに
「『クソ』どうでもいい仕事」
ということになりますね。
「クソどうでもいい仕事」=会議・資料作成・メール処理(?)
「クソどうでもいい仕事」とは具体的に何でしょうか? でも、その前にそもそも、我々は普段どんな仕事を多く行っているのでしょうか?
会議も資料もメールも仕事には必要なものですが、どれも「過剰品質」となっていると感じることが多いです。
特に、個人的には「社内相手の資料の書き方・メールの書き方」について考えるって、ものすごく生産性の低い作業だと思ってるんですが、そちらについては社内独自のオリジナルルールがあることもあり、ベテランと若手で意識が異なることも多いのではないでしょうか?
パーキンソンの法則
ここで、パーキンソンの法則について、ご紹介いたします。
社会人経験のある方は、これらのことを経験則として理解しているのではないでしょうか。特に、第1法則「仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する」に関して言うと、
「ほとんどよい資料だが、〆切がもう少し先なのでさらに改善しよう」
と言い出す上司はいませんか? これが本当にトヨタで言うところの「カイゼン」なのかははなはだ疑問です。
(※) その結果、「仕事は早く終わらせようとしてはいけない」などという、ワークライフハック(?)が生まれてしまうという本末転倒な状況になってしまいます…
おわりに ~ クソどうでもいい仕事は「止める」しかない
こういったクソどうでもいい仕事はどこにでも蔓延していますが、その対処方法は一つだけです。
誰かが勇気をもって「止める」しかない
のです。
このように、「資料は1円も生まない」という、ごく当たり前だが、皆が忘れてしまっている事実に改めて目を向けるということこそが、まず仕事の心がけとしては非常に重要なのではないでしょうか。
というわけで、私はこの春からの仕事の心がけとして、
自分の周りの「クソどうでもいい仕事を一つだけ止める」
という行動を、勇気をもって行っていきます!
(この項終わり)