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【私の仕事】製造現場のDXを実現させるためのシステム構築~データ分析

こんなお仕事

このお仕事は「生産現場のDX化」「スマート工場」「インダストリー4.0」といった様々なフレーズで呼ばれますが、要するに製造現場における生産性や安全性の向上を実現するため、以下のようなお仕事を行ってきました。

  • 現場における真の課題抽出といった上流工程

  • 具体的な見える化ソリューション(IoT)システムの検討・選定

  • 実際にグループ会社工場へのシステム導入・工事立ち合い

  • 実証実験の実施と結果の検証

  • 学会、コミュニティなどへの外部発表

具体的には、工場内のペーパレス(紙やExcelの削減を実現するための書類の電子化)解決、製造現場の見える化(カメラ導入)などの案件になります。

ただ、加えて特徴的なお仕事としては、製造設備に比べて見えにくかった「ヒト」の見える化ソリューション導入だと思います。つまり「作業員はどこにいるか?」「いま何をしているか?」「現場にいる人の体調はどうか?」などを見える化できるようなデジタルソリューションです。こちらはビーコンやPDR(Pedestrian Dead Reckoning)などを活用したシステムになります。

グループ会社工場へのITツール/IoTシステムの価値のご説明、導入のご提案から、PoCシステムの構築、実証実験まで、複数PJの経験を有しております。さらに、成果の一部は学会発表なども実施しています。

製造現場の具体的な課題感として、以下の3点は特に事例を含めて詳しくお示しできます。

(1) 製造現場はいかに古い設備を大事に使っているか

日本機械工業連合会が2019年に生産設備保有期間実態調査のレポートを出しております(※)が、以下のような内容について、製造現場の実情をお話しすることができます。

  • 生産設備の62.4%が10年以上(耐用年数以上)使用しており、30年以上経過しているものも2割近くある

  • IoTの導入については、全体の9割が関心を示しているものの、その内、データ収集など、実際に導入している企業は全体の1/3にとどまる

(※)日本機械工業連合会: 生産設備保有期間実態調査 ~結果概要~, 2019.  http://www.jmf.or.jp/content/files/houkokusho/gannendo/vin%20last%20report.pdf

(2) 具体的なデジタルツールの導入の難易度

工場のDX化(IoT化)に関心が高い製造現場であっても、実際に外部業者を交えたデジタルツールを導入するのは非常に大変です。

たとえばSlack一つ取っても、Slackとメールの違い、情シスなど関連部門への申請など、導入するのも一々大変。あるいは、情報漏洩リスクの不安感も各者の懸念レベルが大きく違うため、具体的な話に落とし込むことが難しい、といった点などは現場を経験した者しかお話しできないことがあると考えております。

(3) 製造ラインと生産技術部門とで、課題認識にズレがある

工場のDX化(IoT化)においては、工場で実際にモノづくりを行っている製造ラインと、バックオフィスである生産技術部門とで、課題認識と優先度にズレがあることは否めません。特に、要求仕様を受け取った後に製造現場に到着した後で、製造現場側と生産技術部門側とで「それは聞いてない」「それをやってほしいとは思えない」といった会話が現場で聞かれることも有りました。

そのギャップを埋めるべく、実際に2週間程度製造現場に張り付き、実証実験を共に行うという活動も経験してきました。

お気軽にお問い合わせください!

これらの内容はすでに外部発表しているものもありますが、より詳しくお伝えすることも可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください!

(おわり)

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