#エネルギー に詳しくなって、電気代を削減しよう:(2)同時同量の原則
はじめに
2023年4月から電気代が上がるそうです。
この電気代削減のためには、家庭や職場で使用する電気のことをよくしらないといけません。前回の記事では「電力」と「電力量」の違いを説明しましたが、今回はそのうち「電力」に関係するものを紹介します。(前回の記事は以下を参照ください)
同時同量の原則
さて、電力について考える時に、まず大原則となるのは同時同量の原則です。まずは以下の記述をご覧ください。
この「周波数が乱れる」というのが重要なポイントで
たとえば、モータは回転するものですが、この回転数は実は周波数とほぼ比例します。なので、周波数にムラがあると、モータが早く回ったり遅く回ったりすることになります。これが大きな影響を与えそうなことは想像できるでしょう。
おわりに ~ それが電気代と何の関係があるの?
さて、この話を聞いたら
周波数の話は知らんけど、電気代に何の関係があるの?
と感じるのではないでしょうか? 実は、大いに関係があります。
よく電気は貯めることができないと言われますが、このように「作る電力」と「使う電力」の需給バランスが崩れると、周波数が変動し、様々な悪影響を与えることになります。そのため、電力会社は日夜「作る電力と使う電力の予測」を行っています。
そして、実は電気料金は
予測がずれるような使い方をすると電気代が余計に高くなる
ような仕組みになっています。逆に言うと
「予測がずれないような使い方」をしてくれたら電気代が抑えられる
仕組みになっているのです。これを理解するためには「デマンド」という概念が重要になってきます。
次回以降でまた解説していきますので、今後もお楽しみに!
(つづく)
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