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製造業におけるCTOとCDOの違い?

はじめに

ある日、当社のなかで「当社では、デジタル推進を進めるためのCTOが必要ですよね」という会話が出ました。その時に、

どうも人によって、CTOやCDOのイメージが違うらしい

ということに気づきました。今回はそのあたりについて書いていきます。


調べてみよう

東大IPCに書いてありました。すごくわかりやすい。

CTOとは、Chief Technical Officerの頭文字を取った略称であり、日本語で「最高技術責任者」を意味する言葉です。企業の技術(テクノロジー)に関する活動を統括する役職であり、製造技術・化学技術・IT(情報技術)・研究開発技術など、専門的な技術・知識を用いる技術部門のトップとして設置されます。

https://www.utokyo-ipc.co.jp/column/cto/

CTOは企業の技術に関する責任者であり、製造技術・化学技術・IT・研究開発技術など、専門的な技術・知識を用いる技術部門のトップです。主な役割は技術の導入や開発に関する意思決定を下すことであり、新規事業・研究開発・デジタル化などを推進するうえで求められる技術を検討し、これに沿って採用・組織体制の拡充に関する判断を行います。
そのため、CTOには、技術職として秀でた知見・能力だけでなく、経営視点から戦略的に技術の活用・方針の策定などを行う能力も求められます。

https://www.utokyo-ipc.co.jp/column/cio/

CTO=その会社における「技術」の長

CTOはあくまで「その企業における技術の長(おさ)」というイメージがあります。そのため、たとえば製造業の場合、

機械を作っている会社であれば、その機械を製造するための技術

が対象であるという印象を受けます。一方で企業で必要となる技術というものは様々であり、たとえば「デジタル技術」というものもありますが、そういったものが、その会社における一番重要な技術かと言われると、そう捉えられていない場合も多いのではないでしょうか。

製造業ではCIO,CDOとCTOのイメージは異なる

先に話した「当社には、デジタルテックの技術を取り仕切る『CTO』がいないですよね」という会話は、その企業において「デジタル領域」を誰がどう取り扱うのか?から決まるのではないかということに気づきました。具体的には、CIOやCDOという役職です。

CIOとCTOはいずれも技術部門の管轄を行う役職ですが、CIOがIT(情報技術)に特化した役職である一方で、CTOはITを含めた企業の技術全般に対して幅広く管轄を行う役職だといえます。そのため、企業によっては、CTOがCIOの役割を兼ねることもあります。

https://www.utokyo-ipc.co.jp/column/cio/

これに対して、CDOとは、幅広いデジタル戦略を統括し、組織を横断して改革を推進する責任者のことです。DXを通して新たな業務プロセスや事業モデルを生み出したり、会社組織の変革を行なったりします。この役割を全うするうえで、「顧客とのタッチポイントを中心としたマーケティングスキル」や「データアナリティクス」「デジタルを利用した事業開発力」などが重要視されます。

https://www.utokyo-ipc.co.jp/column/cio/

これらは、デジタル領域のCxOという役職の代表的なものですが、特に「製造業の中の人」と「製造業にやってきた元IT業界の人」では大きく認識が異なりそうだと感じました。すなわち

デジタル領域の人を当社における「技術者のボス」とみなせるのか?問題

と捉えることができるのではないかと感じました。その意味で引き続きもう少し深堀できそうだと感じましたし、また関連文献などがあればぜひ調査したいと思いました。

(つづく))

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