【愛と欲望】北風と太陽から学ぶ
こんばんは。今回はイソップ物語の「北風と太陽」をベースに、愛と欲望について考えていきます。
▷ざっくりどんな話?
とても分かりやすくまとめられているサイトを発見したので、以下そのまま引用させていただきます。
ある日、北風と太陽が言い争いをしていました。議題は、「どちらが強いのか」ということ。ただ話だけでは埒が明かないので、力比べの勝負をすることにしました。
ルールは、「道を歩いている旅人の上着を脱がせたほうが勝ち」という簡単なものです。
まず北風は、力いっぱい冷たい風を吹いて上着を吹き飛ばそうとします。しかし旅人は寒さにぶるぶると震え、上着をしっかりと押さえてしまい、脱がせることはできませんでした。
次に太陽が、さんさんと光を照らします。最初は優しいあたたかさで旅人を包んでいましたが、だんだん日差しを強くしていくと、旅人はあまりの暑さに上着を脱いでしまうのでした。
こうして、勝負は太陽の勝ちとなります。手っ取り早く乱暴な手段をとった北風よりも、ゆっくりと気長に着実な方法を選んだ太陽のほうが強かったというわけです。
引用:https://honcierge.jp/articles/shelf_story/6975
▷北風=欲望/太陽=愛
さて、ここから考えられることは何か?
結論から言ってしまえば、「北風は欲望を、太陽は愛を象徴している」ということ。
このことを説明するために、愛と欲望をそれぞれ定義します。
・愛とは…相手が相手らしくいれることを素直に喜ぶこと
・欲望とは…相手を自分の思い通りにコントロールすること
このように考えると、「北風は旅人の上着を無理やり脱がそうとした」わけで、それは欲望ということになります。
一方で、「太陽はただじっといつもの通り照らしていた」ということで、それは愛に例えられるということです。
▷現実世界における愛と欲望
もう少し深めるために、以下の例について考えてみます。
例えば、「あなたのためを思って言ってあげているのよ?」という言葉は、愛と欲望どちらに分類されるでしょうか?
この言葉は、よく親が子供に言ったり、恋人に対して言ったりしますよね。
さて、結論を言ってしまうと以下のようになります。
「あなたのためを思って言ってあげているのよ?」という言葉は、「愛のように偽装された欲望」である。
つまり、この言葉を言っている本人は、「愛情で言っている」と思い込んでいますが、実際にはその内情は「相手を自分の思い通りにしたい」という欲望で満ち溢れています。
このような、愛のように偽装された欲望は、受け取る方が非常に困惑してしまうという特徴があります。
なぜなら、そう簡単には反抗することができないからです。「あなたのためを思って」という前提によって、意見しづらくなっているわけです。
▷北風にも愛情があるケースも?
これ以上深掘りしていくと、3000文字くらいになってしまいそうなので、今日はこのへんでストップします。
ただ、ちょっと今日stand.fmで素敵な出会いがありました。
これは北風と太陽をモチーフにした作品です。とても聴き心地が良い声で、スーッと物語が入ってきます。
とても面白かったのは、最後のオチが元々の話しとは異なるということです。
そこには「北風のおせっかいの愛」が描かれていると感じました。そのことについては以下でも話しています。
ということで、今日は以上になりまーす!
今回の記事は以下の企画に沿った内容になります。
10月31日まで開催しているので、もしよかったぜひ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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