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み言葉の考察⑨ 拉致監禁問題はなぜ起きたのか(1)

統一教会員を脱会させようと、家族らが教会員を拉致し監禁、強制脱会させた、いわゆる「拉致監禁問題」ですが、最近産経新聞がこの問題を取り上げ記事にしています。
この問題に対して多くの教会員が「拉致監禁は共産主義者と日弁連が組んで起こした犯罪だ」と叫んでいます。それはそうなのかもしれません。しかし、です。なぜこのような問題が起きてしまったのか、を教会員、また教会組織側の問題として捉えられている教会員が、どれほどいるのでしょうか。


文鮮明先生自叙伝(平和を愛する世界人として) 
第七章 韓国の未来、世界の未来ー理想郷に向かって
二十一世紀の宗教が最終的に目指すもの
より抜粋

宗教の目的は何でしょうか。それは神様の理想世界を成し遂げることです。より多くの人を宗教の世界に伝道しようと努力する理由は、より多くの人を神様の民にするためです。すべての人が神様の民になれば、世の中はもはや戦争と混乱のない平和世界になります。究極的に宗教が行く道は平和です。

神様は愛と平和の世界を願ってこの世をつくられました。

自分の宗教だけが唯一の救いであると言い張って混乱を引き起こすのは、神様が願われることはありません。

神様は、この世界のすべての人が平和と和解、共生のために一生懸命に働くことを願われます。

教会に行くがゆえに胃の中に混乱が起きるとすれば、私は躊躇なく「家庭を先に守りなさい」と言います。

なぜかというと、宗教は神様の完全な世界に入っていくための手段であって、それ自体が目標ではないからです。


私は統一教会に献身する際に、両親に直接統一教会に入教した事、勤めている会社を辞めて教会活動をしたい旨を伝え、許可を貰って献身しました。その後も合同結婚式に参加すること、また活動先や働く場所を変える際も全て両親に話し許可を貰いました。勿論祝福を受けた相手も両親に引き合わせ、結婚する許可も貰いました。もし両親に反対されていたら、私は賛同はしてくれないまでも許可を貰えるまではそのようにしなかったと思いますし、許可が貰えるまで両親の喜ぶ活動をしたと思います。両親を心配させ拉致監禁されるような活動は『神様は願われることはない』と文鮮明先生ははっきり言われています。
そもそも、です。統一教会員は『神様のみ旨』を正しく理解して信仰生活を送れているのでしょうか。なぜ親兄弟にまで反対されるような活動になってしまっているのでしょうか。そのことをよくよく教会員は考えて欲しい、と私は思います。
私個人としては、4月より新しい責任を持ち、より重要な職務を持たされることになりました。教会員の中で世の中から反対される人と賛同を得る人と、いったい何が違うのでしょうか。


天聖経
真の家庭
第一章 創造本然の真の家庭
一 アダムとエバを通じた神様のみ旨

多くの人達が神様のみ旨について語っています。しかし、この話は簡単なようで、いざ

「神様のみ旨とは何か」

という質問を受けた場合、答えるのは非常に難しいものです。
また、今日まで多くの信仰者が「神よ、み旨を成さしめ給え」と祈ってきました。そして神様のみ旨を成す為に現在、私達も信仰生活をしています。

しかし神様のみ旨が何であるかもよく分からずに、神様のみ旨が成される事を祈り、またそのみ旨の為に信仰生活をしているというのは、一つの矛盾だと言わざるをえません。


統一教会で見る神様のみ旨、即ちレバレンド・ムーンが知っている神様のみ旨とは何でしょうか。それは神様が宇宙をつくった創造理想、即ち創造目的を完成する事です。神様は全ての被造万物を創造する時、必ず目的をもって創造されたので、そのような神様の創造目的を成す事が神様のみ旨です。
その目的の中心は誰でしょうか。アダムとエバでした。それ故に私は、創造の理想を実現する事、即ちアダムとエバを中心とした理想を実現する事が、神様の創造目的だと見るのです。
では、その理想実現とは何でしょうか。それはまさに

四位基台を成す事

です。四位基台とは

神様を中心としてアダムとエバが、神様の愛の圏で離れようとしても離れられない様に完全に一つとなり、理想的な夫婦となり、彼らが子女を繁殖する事によってつくられる神様中心の家庭の基台をいいます。

この四位基台が造成されれば、神様を中心としてアダムとエバが夫婦の愛で一体となり、神様の愛の圏から離れられなくなります。
人間始祖を通しての神様の理想は何だったのでしょうか。

神様の理想は理想的な男性と理想的な女性が結婚して理想的な家庭を完成する事

でした。
それでは理想的な家庭を成す中心は何でしょうか。それは男性でもなく女性でもありません。家庭とは結局、父母と子女、夫婦の結合によってつくられる一つの束で、その結ばれたものの中心は何かといえば、まさに

神様の愛

です。

神様の愛を中心にして夫婦が結婚し、神様の愛を中心にして家庭を完成させる事が神様のみ旨である

との結論が出ます。
神様の創造目的とは何でしょうか。アダムとエバをつくったのは、ただながめる為ではありません。男性と女性をつくったのは、男性は男性として、女性は女性として年老いて死んでいく為ではありません。彼らが成長し、互いに異性に対する相対的な心情を通して、神様を中心とした人類の真の地上天国を建設する様にする為でした。

神様を中心とした愛の巣をつくる様にする為

だったのです。
ここにおいて男性であるアダムは天を代表し、女性であるエバは地を代表します。それ故彼らは二人ですが、彼らが横的に一つになれば、天と地が統一されるのです。

神様の愛を中心に二人が統一されれば、天宙は自動的に統一されるのです。



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