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「リモートワークを当たり前にする」ということ

石倉秀明

弊社キャスターのミッションは「リモートワークを当たり前にする」です。

先日とある会議で「リモートワークは自由」というキーワードが出てきました。世間で言われているリモートワークは「自由だから自律しなければならない」「自由だから成果中心になる」などと言われていると思います。

しかし、この自由というキーワードにその場にいた取締役全員が違和感を覚えました。
というかキャスターで働く人であれば、リモートワーク=自由、という人は少ないのではないかと思います。なぜなら出社しないだけであとは何も変わらず忙しく毎日仕事してるからです。(ちなみに労務管理はかなりしっかりやってます。誤解されないために一応)

誤解を恐れずに言えば、
弊社はリモートワークによって働き方を自由にしたいと思っているわけではありません。またリモートワークは自由だとも思っていません。強いて言えば「ただオフィスに行かずに働くだけ」です。

もちろんオフィスへ行く必要がなくなることでさまざまなことが実現できます。
例えば、転勤で引越しを何度してもその度に転職する必要がなくなったり、小さなお子さんがいても通勤時間がなくなってフルタイムで働けたり、複数の仕事を掛け持ちできるようになります。
しかし、それはあくまでリモートワークによる「結果の一部」であり、弊社がリモートワークを当たり前にしたい理由ではありません。


キャスターが創業する前、仕事には不思議な慣習がたくさんありました。
東京で月給30万円の仕事をしていた人が地方に行くと、なぜか給与が下がります。またその人がリモートで働くと最低賃金以下の仕事しかないような状況が当たり前になっていました。
よく考えると意味がわかりません。その人のスキルや経験は変わらないのに、住んでいる場所や出勤してるかどうかで扱いが変わってしまう。とても理不尽です。
その当たり前とされていた状況を誰も変えようとしない、誰もおかしいと疑うことすらしない。そんな状況への怒りから、キャスターはリモートワークを当たり前にしようと決めています。


今でも「働く女性の味方」「地方創生」などと言っていただくことがあります。確かにその側面も一部あるかもしれません。結果的にキャスターで働く人の85%は女性だし、70%強はいわゆる首都圏外に住んでいます。
ただ、キャスターはそれを目指しているわけではありません。

もっというと、女性のためにやっているつもりもなければ、社会的弱者のためでも地方に住む人のためでもありません。また一部のスキルの高い人たちの特権にするつもりもありません。
特定の誰かではなく、誰でも住む場所や時間に関係なく働ける。住む場所で不利になったり有利になったりしない。そんな当たり前に思えることを「当たり前にする」ためにやっています。

そんな「当たり前」を実現するには、人数が必要です。
やはりどんなに言っていてもリモートワークをやっている人が全人口の1%もいなければそれは少数派で特殊事例に過ぎません。
自分の周りにリモートで働く人がいる、むしろ自分の友人の半分以上はリモートで働いてる。そのくらいになって初めて「あ、当たり前になってるかも」と人は感じるのだと思います。

だからこそキャスターはリモートワークで働く人を増やす事業しかやりません。

創業して8年目。
気づいたら47都道府県23ヶ国にメンバーがいて、その人数は総勢1400名を超える規模になっていました。ただ、まだまだリモートワークは当たり前になっていません。
メンバーも増え、直接話す機会は減ってしまったけれど改めてキャスターのミッションである「リモートワークを当たり前にする」とはなにか?は大事にしていきたいと考えています。

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