金曜日はできるだけオフィスに行きたくない - Alternative Work Lab letters -

2020年にはじまったパンデミックにより世界的にリモートワークの導入は急速に進みました。
パンデミックが落ち着いた今でも、それなりの割合企業がリモートワークを正式な働き方の一部として取り入れ、従業員の柔軟な働き方を支援しています。
リモートワークの普及により、通勤時間の短縮、業務効率の向上、ワークライフバランスの改善など、さまざまなメリットが実現されていることは世界的にコンセンサスがあるでしょう。

その中でも「ハイブリッドワーク」と呼ばれる、曜日によってリモートワークとオフィス勤務を交互に行う働き方を取り入れてる会社は少なくないでしょう。筆者の周りでも週2-3はオフィス、あとはリモートワークだったり、週1はオフィスだけどあとはリモートワークといった会社は多くあります。

出社日が決まっている会社もありますが、曜日固定ではなくチームや個人によって好きな曜日にオフィスに行くという会社も少なくありません。では、みな何曜日にオフィスに行き、何曜日はリモートワークをしているのでしょう。

VergeSenseが行った調査によると、オフィス勤務が最も人気のある日は火曜日で、オフィス使用率は平均10.8%に達しています。次に人気があるのは水曜日(10.6%)と木曜日(9.6%)です。
一方、月曜日は約7%で、金曜日は4.1%と最も低い使用率を示しています。この傾向から、従業員が週初めと週末にリモートワークを好むということになります。
なんとなく直感的に理解できる人も多いのではないでしょうか。

次は時間帯です。
午前11時と午後2時が最もオフィスの使用率が高い時間帯です。多くの従業員は午前8時から10時の間に出社し、昼食時間を挟んで午後2時には再び高い使用率を示します。しかし、午後4時以降は急激に使用率が低下し、午後5時には5%以下になるということです。
ハイブリッドワークをしている人は、比較的早めに帰宅している傾向があると言えるのかもしれません。

このデータを元に考えると、
ハイブリッドワークをしている会社がいつ定例などの会議を入れるか?などが最適化できるかもしれません。例えば、集中して作業を行いたい場合はリモートワークを選択し、コラボレーションやミーティングが必要な場合はオフィス勤務をしている人が多い曜日や時間帯を選ぶというやり方です。

筆者の知ってる会社では、ミーティングは必ずオフィス勤務の多い曜日に設定しているようです。
それによって参加率がほぼ100%になるということ、そしてちょっとした疑問が出た時に会議の参加者ではないがその問題に詳しい人を気軽に呼べるといった利点があると言います。

いずれにしてもとにかく空いてるところに会議を入れる!といった働き方から、働き方(オフィスかリモートワークか)に合わせてタスクや予定をコントロールしていく仕事のやり方がスタンダードにはなってくるのだと思います。


引用: https://www.vergesense.com/occupancy-intelligence-collaborative/industry-resources/what-days-and-times-are-most-popular-to-work-in-the-office

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