「新・電子立国」使用曲の調査
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「新・電子立国」使用曲の調査

Hideaki Kishimoto

過去にNHKスペシャルで放送された「新・電子立国」は、私にとって、人生を方向付けた思い出深い番組です。

それだけに番組中のBGMも強く印象に残っていますが、サウンドトラックCDは調べた限り販売されていませんでした。また、曲が番組用のオリジナルかどうかすら分からない状態でした。

最近になって、楽曲検索や音楽配信サービスの力で、使用曲を調査できましたのでご紹介します。Amazon Music Unlimitedなどで原曲を聴けます。

番組への思い入れ

私が大学院で就職を意識し始めた頃、ソフトウェア業界の中でも、ハード寄りかソフト寄りか、進む道を絞り込めずにいた中で見たのが「新・電子立国」でした。

苦心の末に作り上げたソフトウェアが、時代の流れを変える一翼を担う…これにあこがれを抱き、進む分野を決めました。

現在、これらの曲を改めて聴くと、心が躍る瞬間があります。
ソフトウェア開発に対する情熱や、挑戦することの大切さを、これらの曲が思い起こさせてくれているように感じます。

プレイリスト

番組中で使用された曲のプレイリストを作成しました。
Amazon Music Unlimitedの会員の方は次のリンクから曲をたどれます。

Spotify、YouTube Musicなどでも一部の曲が存在することを確認できましたが、一覧にできるほどは見つかりませんでした。

曲目一覧

以下に、番組で使用している曲名の一覧を挙げます。アーティスト名+曲名で検索すれば、目的の曲が探せると思います。
特に明記されていない曲のアーティストは、Network Music Ensembleです。

メインテーマ
Simple Gifts(Trailer Music)

第1回 驚異の画像~ハリウッドのデジタル技術~
画像処理専用機:Vanguard(Trailer Music)
キャラクターを動かす:Vanilla Rap
デジタルバットマン:不明
Holly Wood:One World
アポロ13号事故:不明
アポロ13スタッフ:Visions
次回予告:Team Spirit(Trailer Music)

第2回 マイコン・マシーン~ソフトウェアが機械を支配する~
炊飯器の原理:Soliloquy (*)
自動車の制御装置:God Rest Ye, Merry Gentlemen
排気ガス規制:Wall Street
マイコン訓練キット:不明
集積回路化:Momentum(Trailer Music)

第3回 パチンコ~17兆円産業のシステム~
次回予告:不明

第4回 ビデオゲーム~巨富の攻防~
ビデオゲームオープニング:Bill Bailey
著作権:Constellation
次回予告:Dancin' in the Street

第5回 ソフトウェア帝国の誕生~天才たちの光と影~
Windows95オープニング:Triger's Eye
シアトル:Against All Odds
マイクロソフトの社風:Late Night
ビル・ゲイツ少年時代:Embraces
アルバカーキ:Colored Aristocracy
秋葉原:Whacky Sax
IBM試作機:Old No.7
IBMその後:Silen's Song

第6回 時代を変えたパソコンソフト~表計算とワープロの開発物語~
ロータス1-2-3:Global Tactics
ワープロソフト開発:Explorers

第7回 産業マシーン~コンピューター時代の世界商品~
首都バンコク:Gamelan Moon
縫製業創業期:Crossroads
金型の説明:Fantasea
放電加工機:Cascades

第8回 コンピュータ製鉄~驚異の巨大システム~
製鉄所:Newscape
圧延機電気室:Legends
圧延機事故:Art Of Percussion
圧延ノウハウの手帳:不明
昭和30年代の建設現場:Marauders

第9回 コンピュータ地球網~インターネット時代の情報革命~
オープニング:不明
分散型通信システム:不明
新しいネットワークの設計:High Risk
ヨーロッパ原子核研究所:Future Shock(アーティスト:Daniel Licht)
World Wide Web:不明
公開鍵暗号のアイデア:Stratosphere
国家安全保障局:Metro Central(Trailer Music) (*)
インターネット通販:不明

* Amazon Music Unlimitedでは確認できず

・曲ごとに初回出現時をリストアップしました。
・シーン名は目印とするために、私が適当につけたものです。
・再放送の録画から調査したため、初回放送時とは異なるかもしれません。

曲はGoogleとShazamによる楽曲検索で探しました。
見つからなかった「デジタルバットマン」や、「アポロ13号事故」のBGMはアーティストの全曲確認による力業で探しましたが、1000曲ほど確認したところで力尽きました。

ちなみに、前作ハードウェア編のファンの方は、第9回の「Future Shock(Daniel Licht)」のアルバムをチェックすると、懐かしい曲が見つかります。

最後に

この番組のシリーズを見てエンジニアを志した方は多くいると聞きます。
是非これらの曲を聴いて当時の感動を思い出していただきたいと思います。

現在、ソフトウェア業界は市場も方法論も大きく変わりましたが、番組最後のメッセージ「ソフトウェアは結局、人であり、新しいビジョンや独自の方法、情熱抜きにはあり得ない」という言葉は不変だと思います。
日常の業務の中でも、このメッセージは忘れないでいたいものです。

Hideaki Kishimoto
ソフトウェアエンジニア。最適化処理/日本語処理での研究開発や技術文書の作成業務に関わってきました。興味はDIY、ドライブ、ピアノ、採譜(DTM)など。元パラグライダー乗りの空好き。自作のWindows2画面ファイラー「ShellFiler」のオープンソース化に向けて準備中。