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Graduated Neutral Density Filter について

こんにちは!今日は僕が最初の自己紹介でも少し言及したGNDフィルターについて少し書いてみようかと思います!

GND (Gradu)フィルターとは、日本ではハーフNDフィルターとして知られているみたいですね。僕が写真を本格的に勉強し始めたのは、オーストラリアに来てからだったので、覚えた単語なども英語のものがほとんどでした。ですので、色々と写真関連の単語をグーグルで調べながら書いているのも新鮮で楽しいです!!

ちなみにこちのリンクは僕が使っているNiSiというブランドの物です。最初はCokinを使っていましたが、その後LEEフィルターをしばらく使い、現在はこのNiSiというブランドに落ち着きました。

LEEフィルターもお気に入りで長く使っていたのですが、レジンでできているので傷が付きやすいことと、アダプターリングという、フィルターをレンズに固定するために使用する物を、レンズのサイズが変わるごとに買い換えなければいけなかったこと、あとは、撮影した写真フィルターの黒色の部分が少し赤/紫がかってしまうことなどから、個人的にはNiSiフィルターの方が好きです。

Kaniフィルターというものもあるみたいですが、これは使ったことがないのでわかりませんが、もし使ったことある人がいれば教えて下さい ^^

どういった時にGNDを使うのか?

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1枚目:露光を手前の溶岩に

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2枚目:露光を空に

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3枚目:GNDフィルター有り

上の3つの写真を比べたときに、1枚目はExposure (露光)を手前の溶岩に合わせた場合に、空が白く飛んでいるのがわかるかと思います。2枚目は、空に露光を合わせると、空の色は鮮やかなのに、手前の溶岩が黒くなってしまい、質感が伝わってきません。

そこで3枚目の写真ではGNDフィルターを使って、空から入ってくる光の量を減らす(フィルターの黒い部分を合わせる)ことによって空の白飛びを防ぎ、さらに手前に露光を合わせているので質感が伝わり、全体的にバランスの撮れた写真となっています。

ちなみに、フィルターを加えることで、どの様な写真が撮れるのかをわかりやすくするために、これらの写真にレタッチは加えていません。もちろん、空の露光を下げたり、溶岩の部分を明るくしたりして、3枚目の様な写真に仕上げることは可能です。しかし、プロセスを省くことが可能ですし、光や色合いなど自然な感じがして、僕はフィルターを使って撮った写真が好きです。

Spa Pool in Karijini National Park

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(Canon 6D, Canon EF 16-35,m, f/4 IS USM: ISO100, 16mm, f13, 101 sec)

Sugarloaf Rock in Western Australia 

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(Canon 6D, Canon EF 16-35,m, f/4 IS USM: ISO100, 16mm, f11, 30 sec)

他にも、LEEフィルターの Little Stopper と呼ばれるものを組み合わせることによって、レンズに入ってくる光の量を極端に落とし、日中でも30秒以上シャッターを開くことによって、上の写真の様に水や雲の動きをドリーミーにすることも可能です。

写真の可能性って無限大ですね!本当に色々な表現の仕方があるし、同じものを見ていてもみんな違った表現ができるところが僕は好きです。少しでも何か学んでいただけたのであれば幸いです!それでは今日も読んでくださって、ありがとうございました ^^ See you next time !! 

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