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#58 きちんと推し活 他人を推してる暇があるのか

何度も言っていますが、お釈迦様しゃかさまが教えられた、元々の仏教、
これは何かというと智慧ちえ慈悲じひ仏性ぶっしょう、この3つです

智慧ちえ慈悲じひの心は何度か投稿してますし、聞くことも多いと思います
3つ目の仏性ぶっしょう、これは検索するとさまざまな解釈があります
一番よく見られるのが、誰しもさとりを開く可能性があると書かれています

しかし、そう言われても「何ぞや?」となりますよね
ですから、仏性ぶっしょうは人間の持っている能力や感性を、
精一杯発揮はっきすることだと考えています

釈迦様しゃかさまは、この智慧ちえ慈悲じひ仏性ぶっしょうおこたることなく自分の中に育てようと、
教えられていると私は考えています

そして私たちの中には、自分の持っている能力や感性と言うと、
「そんなの持っていない、自分には何も無い」という人もいます

動物達を観ても、いろんな能力を持っています
しかし、その能力を意識したりしていません
それでも、それぞれ全然違いますよね

人間であってもそう、同じ家族に生まれ育った兄弟や姉妹であっても、
双子でも違いがあります
どんな人でも、能力や感性は持っています、
ただしその能力や感性を、より自分の中でみがいていき、
社会の中で何らかの貢献こうけんへと向かう形まで高める人とそうでない人、
そこに、仏性ぶっしょうの現れ方が変わってくるというだけです

この世の中に、つまらない人間はいません
ただ、自分はつまらないと思っている人はいる、ということです

現在、推し活というのが流行っています
一生懸命、推し活をしたらいいんです
推すことは、非常に大切です

しかし、ほとんどの人が、推し活のやり方を勘違いしています
推し活は、誰を推すのかが大事です
それは誰なのか、自分です
一番推さなきゃいけないのは、自分自身なんです

みなさんもそうだと思いますが、若い時いわゆる青春というのは一瞬です、
それこそあっという間ですよね

ふと気づいたら中学校、高校と進んでいます
これは何も若い時だけじゃなく、60代70代になっても同じなんです

私はまだその歳にはなっていませんが、
ふと43歳になった私が、高校時代を振り返る、あっという間です
しかも、「あの時から何か変わったかな」なんて思います
それぐらい人生の時間というのは、早いです、あっという間です

ですから、他人を推しているひまはないんです

学生時代こそ、自分が何者かわからず、自分の能力や感性もわからず、
ものすごくもだえます
だからこそ、わからないからこそ、勉強するんですよね
自分は何者なのか、深く自分を探求するんです
それが推し活のはずです

世の中のほとんどの人は、人が作ったものにハマります
そして、人のために時間とお金を使います

確かに小さい時から、何かにハマり、ずっと追い続けている人もいます
すごくうらやましいのもわかります
何かにハマるということは、それが面白いからですよね
つまり、関わってなければ、その深みや面白さというのはわからないです

ハマることを見つけるより、少しでもいいから興味のあることを、
深めていくんです
何も興味が無いというなら、
何も手を出さず、食べてみないから味がわからないんです

自分にどんな能力や感性があるのか、それは他人にはわかりません
自分にだってわかりません
だからこそ、他人を推すひまがあったら、自分自身を推すんです
まずはそこから始まると思いませんか?

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